安澤 裕一郎 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
大学時代に法律勉強会というサークルに所属していました。そのサークルは社会問題を題材にして、フィールドワークなどを通して解決方法を模索する、といった活動をしていました。
サークル活動をしているときは特に弁護士を目指していたわけではありませんでした。しかし、サークルの世話人を務めていた若手の弁護士の方のお話を伺ったり、社会問題も最終的には弁護士が関わっているということを学んだりするうちに、弁護士の仕事に魅力を持ち始めたのがきっかけです。
学生時代
サークル活動にも力を入れて取り組んでいましたが、そのほかに、ボランティア活動も行っていました。先輩からの紹介で、週に一度程度、身体障がい者を介護する活動を通して、障がい者自身が自立生活センター(介護者の派遣等、障がい者の自立生活をサポートするセンター)を設立し、全ての障がい者が地域で当たり前の生活をしていける、そんな社会の実現を目指していることを知りました。
その中で、障がい者が自ら地域で普通の生活を営む権利を勝ち取っていく姿に大変感銘をうけました。この経験は現在弁護士として働く中で、私の中に根強く残っています。
今までの経験と現在の仕事内容
やはり一番多い相談としては債務整理です。また離婚事件や労働事件なども比較的に多く担当します。私は東京で2年間、青森の十和田市で3年間弁護士として働き、現在に至ります。どの事務所でも上記のような紛争が主でしたが、東京の事件よりも、地方の事件の方がより家族関係や地縁関係が複雑である場合が多いと感じています。
弁護士としての信条・ポリシー
依頼者の話をできるだけ丁寧に聞くことを心がけています。
刑事事件はとくに、被告の家族関係や生活環境や、細やかな背景事情を知って、はじめて事件の全容を捉えられると考えています。依頼者と対話することで、少しでも話を引き出し、大切なことを見落とさないように心がけています。
弁護士になって大変だと感じること
最終的にどのような解決が当事者にとって最善かを見極めることが大変だと感じています。やはり、民事事件や離婚事件にしても、双方共に感情的になってしまうことが多く、そのような依頼者の言い分をそのまま主張することは、最善とは言えない場合もあります。弁護士の立場からできることを模索しながら仕事に取り組みたいと思っています。
休日の過ごし方
休日にも仕事をしている場合も多々あります。休みの日は寝たりテレビを見たり、普段忙しくしている分、のんびり過ごすことが多いです。
弁護士に最も求められると思う力
最も重要かどうかは分からないですが、事案の筋を見極める能力は弁護士に要求される能力の一つだと感じています。事案についてどのような筋で解決していけばよいのかを考え、構成していかねばなりません。
全く同じ事件はなく、似ているように見えても意外な事実があったり、当事者の心情が絡んでいたりします。そのため、筋を見誤ると結果が不適切な方向に向かってしまう場合もあるのです。やはり依頼者の話をよく聞いて丁寧に対応していくことが重要だと考えています。