太田 秀栄 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
以前、地元の放送局で10年ほど報道記者をしていました。その際に裁判取材等を通して弁護士の活動に触れ、特に金の延べ棒を売るといって、多くの人から金銭を騙し取った悪徳商法、「豊田商事事件」の取材で、弁護士の被害者救済活動を見て刺激を受けたのがきっかけです。
今までの経験と現在の仕事内容
刑事事件では、残念ながら死刑判決を受けた強盗殺人事件、岩手県内初の裁判員裁判。民事では、債務整理、交通事故、銀行関係の事件等。その他家事事件、行政事件等をやってきました。
民事・刑事等、幅広い分野を受けています。
岩手弁護士会が沿岸部に臨時に設置した法律相談所に月1回通っている他、随時、被災地での法律相談を受ける中で、被災者の声を伺っています。内容としては様々な被災者支援制度、義捐金の配分、災害関連死、相続関係、借地借家関係、住宅ローンの整理など様々です。
弁護士としての信条・ポリシー
依頼人が本当に求めているのは何か、を意識することです。
お金を要求しているように見えて、誇りを守ることや精神的な償いを求めている人もいます。どうしても型にはめて考えがちになってしまいますが、依頼者の意思を汲み取ることが大切だと思います。
弁護士の感覚だけで勝ち負けを考えると、依頼人が納得できずむしろ傷つく場合があるのです。
「記者」と「弁護士」との違い
記者はメディアを介して大衆に情報を発信するということで、どれくらい伝わっているのか当初は実感が湧きませんでした。しかし、今実際にメディアの世界を離れてみると、社会の中でのメディアの影響は大きいなと感じています。
一方、弁護士は1対1で対話をします。目の前の人を救うということで形が見えるという点は記者との違いだと思います。精神的に傷ついてボロボロな様子でいらした依頼者が、笑顔で立ち直った姿を見ることができたときにやりがいを感じます。
関心のある分野
一般市民の生活に密着している離婚、相続、債務整理、交通事故等はしっかりやりたいです。
また、弁護士数が増えることで国選弁護人として刑事事件を扱うことは少なくなってはいますが、刑事事件は弁護士としての矜持だと思うので今後も継続して取り組みたいと思います。
ページを見ている方へのメッセージ
人が社会生活を送る上では、人と人とあるいは団体との間の摩擦は避けて通れないもの。それを見てみぬふりをしても問題が悪化するだけです。
事実を直視して、できるだけ早く専門家に相談することが傷を小さくし解決につながります。