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遺産に高額な不動産があり遺産分割が行き詰まっていたケース
相談前の状況
ご両親が亡くなり、遺産は実家の土地建物と若干の金融資産。
法定相続人は二人の兄弟。
兄は実家を手放したくなかったのですが、ご実家は地価の高い場所にあります。
兄が代償金の支払いなしで不動産を取得すると、10:1くらいの分け方になってしまいます。
弟である相談者は、納得できない思いと、遺産のことで兄と揉めたくない思いとで、悩みながらご相談に来られました。
解決への流れ
依頼者は、相談の時点ではお兄様と全面対決になることを避けたいと考えていました。
そこで、まずは、継続相談のご契約を頂いて、ご本人同士のお話し合いを陰からサポートしました。
しかし、お兄様はかたくなに「代償金は払えないけれど実家は自分が取得する」と言うばかりで、ご相談者もだんだん遺産分割調停を利用する気になりました。
遺産分割調停では、時間はかかりましたが、最後には、お兄様も実家を売却することに同意してくださいました。
高額の買受希望者を見つけてくることができたので、結果としてはお兄様も喜んでくださった様子でした。
坂田 智子 弁護士からのコメント
このケースのようにご実家の評価額が高額になってしまうケースのほか、
ご両親が一生かかって築いた収益不動産があるケース、
事業用不動産が父親の名義であるケースなど、
高額な不動産があるために誰も代償金が支払えず、遺産分割が行き詰まるケースは珍しくありません。
遺産分割は、当事者の気持ちと切り離しては、早期解決は望めません。
このケースは、時間がかかりましたが、当事者らの気持ちの整理もできて、良い解決が出来たと思います。
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