
取り扱い件数は年間100件以上。地元広島で交通事故に注力
「困っている人の役に立ちたい」
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
何か明確な理由があるわけではないのですが、大学3年生のときに、ふと「将来は困っている人の役に立つ仕事がしたい」と考え、それを実現できるのが弁護士だと思ったんです。
経済学部でしたので、それまで法律の勉強をしたことはまったくなかったのですが、18歳から勉強を始めるのも20歳から始めるのも大差ないだろうと思い、迷いはなかったです。
苦労もありましたが、法律の勉強は自分に向いていたと思います。「絶対に合格する」という強い気持ちを持ち続け、無事に試験に合格し弁護士になることができました。
ーー注力分野を教えてください。
交通事故に注力しています。事務所の代表が長年に渡り注力してきた分野であるため、ノウハウが蓄積されており、事務所全体で注力しています。
交通事故案件の特徴は、損害賠償金が増額されるなど、弁護士が介入するメリットが大きいことだと思います。結果がはっきりと出る分野だけに、依頼者が納得するような解決ができたときはうれしいですし、やりがいを感じます。
ーー交通事故分野での強みはどのようなところにありますか。
実際の交通事故は、文献に書かれていないようなことがたくさん起こります。そのため、ノウハウがないと扱いが難しい分野だと思います。私はこれまで1000件を超える交通事故案件を扱ってきました。積み重ねてきた知識や経験がなによりも強みだと思います。
また、当事務所では後遺障害等級認定の申請にこだわりを持っています。申請には保険会社を通して行う方法と直接申請する方法があるのですが、前者の場合、保険会社が資料の選定などを行うため、十分な結果が得られない場合があります。そのため、当事務所では保険会社を使わずに申請を行っています。
しっかり証拠を集め、医師の診断書に不足があれば記載をお願いするなど、手間を惜しむことなく資料作成を行い、依頼者が納得できる認定を取れるよう尽力しています。
「依頼してよかった」と言われることが最大の賛辞
ーー仕事をする上で心がけていることはありますか?
弁護士事務所に相談に来る方は初めて弁護士に会うという方が多く、とても緊張されています。その緊張を和らげるために、日常会話などを交えながら、話しやすい雰囲気づくりを心がけています。
また、基本的なことですが、書面を作成する際は間違いがないよう何度もチェックをし、わからないことがあれば徹底的に調べるようにしています。書面作成には強いこだわりを持って臨んでいます。
ーー印象に残っているエピソードを教えてください。
どんな事件でも、「依頼してよかった」と言ってもらえることが何よりもうれしいです。依頼者に感謝されるということは、満足のいく結果が出せたということですし、自分の仕事が認められた証です。
「困っている人の役に立ちたい」と思って弁護士になりましたから、依頼者に感謝されることは、思いが実現できてるという充実感があります。
交通事故に特化してこれまで以上に役に立つ存在に
ーー趣味や休日の過ごし方を教えてください。
野球やサッカーなどのスポーツ観戦が好きで、球場やスタジアムには昔から足を運んでいました。いまでも地元の広島カープを応援するために球場に行っています。
ーー今後の展望をお聞かせください。
引き続き交通事故に注力していきたいと考えています。専門性の高い分野ですので、さらなる経験を積み、これまで以上に困っている人の役に立ちたいと思います。
ーー最後に、法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
弁護士に相談したことがある人は少ないと思います。ですから、相談することを躊躇したり、億劫になってしまうのも仕方がないことだと思います。
「こんなことを相談してもいいのだろうか」と思うようなことでも、気軽に相談してみてください。悩んでいるだけでは物事は進みませんので、一歩踏み出すことが大切だと思います。