「子どもたちの助けになりたい」という思いを胸に、家事事件とインターネットトラブルに注力
地元広島で、弁護士として働きたい
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
中学生の頃に裁判所の仕事に触れる機会があって、そのときから将来は法律を学びたい、法律を扱う仕事に就きたいと思うようになりました。
当初はどちらかといえば検察官志望だったんですが、司法試験に合格した後の修習時代に、弁護士の方が自分に合っていると思うようになりました。地元の広島で仕事がしたいという思いがあったこともあり、最終的には弁護士になることを選びました。
ーー注力されている分野を教えてください。
家事事件とインターネットトラブルに注力しています。
家事事件、特に子ども関係の問題は弁護士になりたての頃から関心があり、継続して取り組んでいる分野です。
トラブルを抱えた子どもたちと十代の頃の自分の姿が重なって、なにか少しでも助けになれたらと思い取り組んでいます。具体的には、月に3回ほど児童相談所に勤務したり、親権問題やDVなどの相談を受けたりしています。
インターネットトラブルに関しては、インターネット上でのいじめや誹謗中傷など、子ども関係の問題に取り組むうえで避けて通れないと思い注力しています。
ーー仕事をするうえで心がけていることは何ですか?
当たり前のことですが、依頼者の話をしっかりと聞くことです。
要点だけを話す、というのはプライベートであってもなかなか難しいことですし、ましてや弁護士と話すとなると緊張したり、躊躇してしまったりする方も多いと思うんです。時間がかかってしまったとしても、なるべくたくさん話を聞いて、依頼者の伝えたいことや思いを理解するよう努めています。
また、子どもと話す時は、相手の性格を汲み取って、話し方や言葉選びを工夫するようにしています。やっぱり大人相手だと話しにくいかなと思うので、なるべく同じ目線に立てるように努力していますね。
依頼者の満足感、納得感が一番のやりがい
ーー弁護士として活動してきた中で、特に印象的だったエピソードをお聞かせください。
弁護士になって初めて担当した少年事件です。
事件の内容というよりも、依頼者と裁判官とのやり取りが印象に残っています。事件を担当した裁判官が依頼者に向けて、「これからは家族を大切にしなさい」という趣旨のことを真摯に伝えていて。それを聞いて、本当にその通りだと思いましたし、裁判官の心からの思いやりのようなものを感じて、とても感動したのを覚えています。
ーーやりがいを感じるのはどんなときですか。
事件が一段落して、依頼者に満足してもらえたときです。
依頼者の望み通りの結果で終われるのが一番ではあるのですが、やはりそうならないこともあります。それでも、「伝えたかったことを納得いくまで伝えられて気持ちの整理ができた」と言っていただけたり、納得された様子で帰っていかれるのを見ると、弁護士として力になることができてよかったなと思います。
1人で悩まず、気軽に相談してほしい
ーー今後の展望についてお聞かせください。
子ども関係の問題に取り組んでいくためにも、児童相談所での勤務はこれからも続けていきたいと考えています。
最近はSNSでの誹謗中傷や口コミなど、インターネット関連のトラブルが増えてきています。今どういうものが流行っていて、どういうサイトがあるのかなど、時代の流れに乗り遅れないよう勉強を続けていきたいと思います。
ーー法律トラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
悩むことがあれば、すぐに相談していただきたいです。中には電話相談だけで解決するケースもありますし、話すだけで気持ちが楽になることもあるかと思います。
これまで相談に来ていただいた方に、今までの弁護士の中で一番話しやすかった、と言っていただけることもあります。1人で悩まず、どうか気軽に相談にいらしてください。