依頼者の笑顔を取り戻すことをやりがいに、借金・債務整理問題に注力
「法律を知らない」それだけのことで厳しい状況に置かれる人を助けたい
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
子どものころから弁護士に対する憧れのような思いを持っていたのですが、具体的に目指そうと決めたのは大学に入学してからです。
「条文も多いし、基礎となる法律だから何かの役に立つだろう」。大学ではそんな軽い気持ちで民法のゼミに入ったのですが、他大学も参加するディベート大会に出場したり、結構熱心に活動してました。
そうやって法律を学ぶうちに、法律を知らないというだけで厳しい状況に置かれる人が数多くいることを知り、そうした人たちを助けたいと思うようになったんです。
「依頼者が笑顔を取り戻した姿を見ると、いつもやりがいを感じます」
ーー注力している分野はありますか?
弁護士になりたてのころから継続して借金・債務整理の問題に注力しています。
借金の問題は、適切な手続きをとれば債務の免除できる場合もありますし、減額した上で無理のない形で完済を目指すこともできます。そうした手立てがあることを知らずに悩み、自殺を考えるまでに追い詰められてしまう方もします。
法律の知識や取れる手段を知らないというだけで借金に苦しむ方を一人でも助けたい、力になりたいと思い注力しています。
相談に来たときは追い詰められて暗い表情だった依頼者が、案件を進めていくうちに徐々に元気を取り戻し、最後は笑顔になる姿を見ると、いつもやりがいを感じます。
ーー仕事をする上で心がけていることは何でしょうか。
当然のことですが、依頼者に丁寧にわかりやすく説明することを心がけています。法律用語は、難解で一般の使い方とは異なる意味で使用する言葉もあるので、できるだけわかりやすい言葉に置き換えて説明するようにしています。
もう一つは対応スピードです。依頼者に少しでも早く悩みから解放されてほしいので、方針の意思決定から具体的な手続きまで、依頼者に進捗をこまめに共有しながらスピード感を持って対応することを心がけています。
ーー弁護士として活動をされてきた中で、印象に残っているエピソードを教えてください。
ある交通事故の案件が印象に残っています。依頼者は重い後遺症が残ったのですが、適切な保険金を獲得するためにふたつのハードルがありました。
ひとつは、依頼者が外国籍で言葉が不自由だったため、治療を受けた病院で後遺症が残ったことを示す診断書を発行してもらえていなかったことです。後遺症が残った場合に適切な保険金を獲得するためには、後遺障害等級を認めてもらうことが重要で、その審査には医師が作成した診断書が不可欠です。
依頼者の治療を担当した医師がすでに転院しているなど問題もあったのですが、私も病院に同行して粘り強くお願いし、どうにか発行してもらうことができました。
もうひとつのハードルは、依頼者自身にも事故について過失があったことでした。事故の相手方の保険会社に保険金を請求しても、過失相殺を主張され保険金が減額されてしまうおそれがありました。
それでは依頼者が満足な保険金を獲得することができないと考え、依頼者自身が加入する保険会社に保険金を請求するという方法をとったんです。
保険会社も簡単には支払いには応じなかったのですが、交通事故のADR(裁判外紛争解決手続き)ではなく、金融をめぐる紛争を取り扱うADRを利用するなど、さまざまな手段を講じて、最終的にはどうにか保険金を獲得することに成功しました。
非常に不利な状況で依頼を受けてから、依頼者から喜んでもらえる結果につなげることができた案件だったので、印象に残っています。
「法律問題かどうかもわからない」そんな状況でも構わないので気軽に相談に来てください。
ーープライベートについても伺います。休日はどのようにお過ごしですか。
ジムへ行って体を動かすことが多いです。ここ数年はキャンプを始めて、年に数回行っています。日常から離れてゆったり過ごすことで気分転換しています。
ーー今後の展望についてお聞かせください。
引き続き、借金・債務整理をはじめとする現在取り組んでいる分野の専門性を高め、一つ一つの事件に真摯に対応していきたいと思います。
ーートラブルを抱えて悩んでいる方へ、メッセージをお願いします。
抱えている問題が法律で解決できるものかどうか、ご自身では判断がつかない場合が少なくありません。そうした状況でも気軽に相談に来てほしいと思います。結果として法律問題でなければ、それで解決です。弁護士に相談したからといって必ず依頼しなければならないわけではありません。一人で悩まず、まずはご相談ください。