幅広い分野の相談に、柔軟かつ丁寧に対応~気軽に来られるクリニックのような存在でありたい
きっかけは「弁護士過疎問題」への関心
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
大学に入った頃に司法制度改革があり、法科大学院ができたんです。私の通っていた大学も法科大学院を作るという話を聞き、興味を持ちました。弁護士や司法試験について調べていく中で、ある時「弁護士過疎問題」「ゼロワン地域」の存在を知りました。
ゼロワン地域というのは、地裁支部管轄内の弁護士がゼロまたは1人の地域のことですが、昔は福岡県のように政令指定都市があるような県でもゼロワン地域があったんですね。
ちなみに私は四国出身で、地元にもやはり弁護士がいませんでした。そこで「自分が弁護士になって地元に戻ろう」と思い、弁護士を目指して本格的に勉強を始めました。
ーーどのような学生時代を過ごしましたか?
大学入学当初は文学部に在籍していましたが、途中で法学部に転部しました。大学時代は学部の勉強だけでなく、いろんなことに打ち込みました。
例えば、教育やまちづくりなどに関心があったので、そういったことに興味がある学生を集め、教師を目指す学生が集まるサークルを立ち上げたり、他大学の学生が主催しているサークルに参加したりもしました。
当時はちょうど愛知万博が開催される時期でしたので、愛知万博で学生企画を開催しようと活動しているサークルに参加して、まちづくり企画の担当になり、愛知県日進市の協力のもと、日進市のためのまちづくり政策コンテストを企画しました。政策コンテスト当日はゲストとして市長にもご参加いただきました。発表されたまちづくり政策の中には市長に採用されたものもあったと記憶しています。
幅広い分野に柔軟に対応できることが強み
ーー注力している分野は何ですか?
特に力を入れているのは債務整理と離婚、刑事事件です。いずれも、早く弁護士に相談した方がいい分野です。
ただ、特定の分野に特化するというより、注力分野も含めた幅広い分野にオールラウンドに対応できることが私の強みだと考えています。
私が法律事務所を構える福岡県筑豊地域も、かつては弁護士が非常に少ない地域でした。今は弁護士の人数が増えましたが、それでもまだ福岡市や北九州市に比べると弁護士の数は多いとは言えません。この地域で活動する数少ない弁護士の1人として、筑豊地域その他周辺各市町村の地域住民の方の困りごとに広く応えられるよう、幅広い分野の相談を承っています。
一般の方にとって、法律はとっつきにくいものだと思うので、できるだけわかりやすく説明することを心がけています。悩みがあれば気軽に事務所に来てもらい、話を伺えればと思います。
ーー早めの相談が重要ということですが、債務整理・離婚・刑事事件について、それぞれどのタイミングで相談するのがお勧めでしょうか。
債務整理ですが、例えば多重債務に陥っている方ですと、借金をさらに他から借金することで返すということに、何の疑問も感じていなかったりします。借金を重ねているうちにどこも貸してくれなくなり、どうにもならなくなってから相談に来るケースが多いのですが、それでは遅いのです。
初めて借金をしたものの返せず、返済するには他の金融機関や、家族、知人からお金を借りざるをえない、という時点で相談に来てくれたら、債権者1社との任意整理だけで済む可能性が高いです。破産申し立てをするよりも生活への影響が少ないですし、弁護士費用も安く済みます。
もし破産しか手段がない場合でも、家賃やライフラインを滞納するほどの状況になる前に相談に来てほしいです。弁護士に債務整理を依頼すれば督促や取り立ての連絡が止まるので、精神的な負担もかなり軽くなるはずです。少しでも早く借金を整理して、生活を立て直すための方法を一緒に考えていきましょう。
離婚の場合、できれば、同居中に相談に来ることをお勧めします。まだ相手に離婚を切り出していない、離婚するかどうか決めきれていない方も、ぜひ弁護士のアドバイスを聞きに来てほしいです。離婚することのメリットやデメリットを整理し、後悔しない決断ができるようサポートします。
夫婦で話し合いをしてこじれてから相談に来るとなると、すでに状況がかなり悪くなっていることが少なくありません。早めに来てもらえれば話合いや調停だけで解決できたのに、離婚訴訟まで視野に入れざるをえないほどこじれた状況となると、解決までにお金も時間もかかってしまいます。
ーー刑事事件は時間との戦いになるので、なおさら、早いタイミングでの相談が重要ですよね。
はい。もしも、家族が逮捕されたと警察から連絡を受けたら、すぐに弁護士に相談してください。相談のタイミングは早ければ早いほどいいです。
逮捕されると最大72時間、身体拘束されます。この間に検察官がさらに身体拘束を続けるように裁判官に請求(勾留請求)するかどうかを決めます。裁判官は逮捕された人の言い分を聞いて引き続き身体拘束を継続(勾留)するかどうかを決め…というふうにスピーディーに手続きが進みます。
逮捕されてから勾留が決まるまでの期間は、弁護士のみ、逮捕された人との面会が許されています。早期に弁護士が面会(接見)できれば逮捕された人の不安を少しでも軽減できますし、今後の捜査の流れや取調べの対応方法をアドバイスできます。また、ご依頼をしていただければ早期釈放に向けて弁護活動をおこなうこともできます。
勾留されてしまうと、長期にわたって身柄を拘束されるため、学校や会社を休まざるを得ません。そうすると、その後の人生に大きなダメージを与える可能性もあります。少しでも早く釈放されて社会復帰が叶うようサポートしますので、一刻も早く相談してもらえればと思います。
「人生を好転させる」お手伝いをしたい
ーー弁護士として活動してきた中で印象的だったエピソードはありますか?
ある離婚事件の依頼者が印象に残っています。調停中はずっと不安そうな表情で、ほとんど笑顔が見られませんでした。
事件が終了して1年ほど経った頃、街で突然声をかけられたんです。振り向くとその方が立っていて、別人のように明るい表情になっていました。
わざわざ声をかけてくれたことも嬉しかったですし、笑顔で話す姿を見て、私が依頼を受けたことでこの方の人生を好転させる力になれたのかな、と思って胸がいっぱいになりましたね。
もう1つ、刑事事件の依頼者も印象深いです。ご自身は「やっていない」とずっと言っていて、家族もその言葉を信じていました。
逮捕されてすぐ依頼を受けたので、まず身体拘束からの解放に取り組みました。勾留されずに済み、最終的には不起訴を獲得できました。ご自身も家族も非常に喜んでいて、印象深い案件です。
気軽に来られるクリニックのような存在でありたい
ーー休日の過ごし方やご趣味について教えてください。
最近の休日は、子どもとの時間にあてています。元々は多趣味な方ですが、今は子育てもあり、趣味と言えばサッカーと読書でしょうか。ファッションが好きなので服屋をのぞいたりもします。
福岡県弁護士会のサッカー部に所属しているのですが、そこに所属するまではサッカーの経験はありませんでした。自分が福岡出身ではないということもあり、知り合いを増やしたくて始めたんです。
そして、暇さえあれば読書をしていますね。特に夢枕獏の作品が好きで、高校時代から愛読しています。
ーー最後に、弁護士への依頼を検討している方に向けてメッセージをお願いします。
1人でただ悩んでいても、事態が好転することはほとんどありません。できる限り早く弁護士に相談に来てもらった方がいいと思います。相談が早い方が取れる選択肢も多くなり、場合によっては、解決までにかかる費用も少なくて済みます。
「何かあったら駆け込もう」と思ってもらえる事務所を目指し、日々精進しています。筑豊の方たちから親しみを持たれるクリニック、かかりつけ医のような存在でありたいですね。お子さん連れで来ていただくのも大歓迎です。少しでも困ったり、不安に感じたりすることがあれば、気軽にご相談ください。