作間 功 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
小学生の頃、テレビでレイモンド・バー主演の「弁護士ペリー・メイスン」(原作はE・S・ガードナー)を見て、とても面白く弁護士という職業に興味をもったからです。同じ頃、淀川長治さん解説の「日曜洋画劇場」でシドニー・ルメット監督の「12人の怒れる男」を見たのも大きいと思う。小学校6年の卒業文集でも弁護士になりたいと書いた記憶があります。
仕事の中で嬉しかったこと
何といっても、依頼者に感謝されることです。弁護士になって間もない頃女性の依頼者から受任した子どもの認知事件で、相手方男性が自分の子どもと認め、事件が無事終了したとき、依頼者から、「先生は命の恩人です」と言われました。
弁護士は数多い事件を処理していくのですが、どんなに小さな相談であっても、それは依頼者にとって一つ一つが人生においてとても大切な問題です。自分がその問題に関わっていくことができるという意味で弁護士の仕事はやりがいがあります。
弁護士になって大変だと感じること
事案の専門性、法律問題の難解さ、膨大な記録を前にした尋問の準備、裁判所に提出する書面の作成、等々も大変ですが、一番大変なのは、依頼人と十分なコミュニケーションがとれるか、ということです。弁護士の考えと依頼者の考えが食い違うときに、悩みます。
依頼者との信頼関係を築いていくにあたり、依頼者の立場に立って考えるのももちろん大事ですが、あまりにも依頼者に感情移入をしてしまうと、事件の本質を見失ってしまうこともあるのです。そのため、バランスを取りながら依頼者との関係を保っていく必要があり、難しいところだと思います。
仕事をする上で意識していること
「誠意」です。依頼者のために誠心誠意でことにあたることです。
関心のある分野
地方の事務所ですので、取扱い分野を特化・専門化することはなかなかできません。わたくしどもの事務所は顧問先が多数あり、金融機関など企業関係の仕事が過半数ですが、個人の依頼者も3割程度はあります。当番弁護士・刑事国選事件も担当しています。
依頼を受けた事件は、基本的に何でもするというスタンスで取り組んできました。その意味では、オール・ラウンドを目指してきました。まっ、言い方を換えると、「ダボハゼ」ですが。若い人には、「得意分野・専門をもて」と言っています。
今後の弁護士業界の動向
弁護士数が増加していくにつれ競争が激しくなり、二極化が進んで厳しい環境となるでしょう。