IT企業への出向経験を強みに現場の法務ニーズに即した適切なサポートを提供・ネット問題にも注力
ヒーローのように活躍する弁護士に憧れて
ーー弁護士を目指したきっかけや理由を教えてください。
小学生のときに観たドラマがきっかけです。『世界で一番パパが好き』という作品で、主演の明石家さんまさんが弁護士を演じていました。さまざまな法的トラブルを解決していく姿が正義のヒーローのように感じられて、憧れたんです。
ドラマから影響を受けやすい性格なので(笑)、木村拓哉さん主演の『HERO』を観て検察官に惹かれた時期もありました。ただ、検察官より弁護士の方が扱える事件の幅が広く、自分の裁量で仕事を進められることが決め手となり、弁護士を目指そうと決意しました。
ーー学生時代はどのように過ごされたのでしょうか。
大学ではブレイクダンスに熱中し、ダンスサークルの代表も務めていました。
学部生時代はダンスに打ち込み、ロースクールに進学してからは気持ちを切り替えて司法試験の勉強に集中しました。授業がない日でも朝から学校に行き、日付が変わる頃まで勉強していましたね。
ビジネスの現場に即した実践的なサポートが強み
ーー注力している分野と、その分野に注力する理由を教えてください。
特に力を入れているのは企業法務とインターネット問題です。
企業法務は、所属事務所が法人向けの案件をメインに扱っているため、入所した当初から多数の案件を手がけてきました。
また、2022年末まで事業会社に出向し、ビジネスの現場で実務を経験しました。企業の法務担当者が悩むポイントや、発生しやすいトラブルとその対処法・予防法などを把握しており、この経験を活かすことで法律面から企業をサポートしたいと考えています。
インターネット関連の問題にも多く対応してきました。誹謗中傷などのトラブル解決や、ウェブサイトの利用規約の作成・確認など、個人・法人を問わず依頼を承っています。
ーー仕事をするうえで心がけていることは何ですか。
情報収集です。法律や制度はたびたび変わるため、最新の改正情報と実務への影響をキャッチできるよう常にアンテナを張っています。また、注力分野に関する文献を読んだり、判例を分析したりすることを通して知見を高め、専門性を磨いています。
依頼者に対しては、初回相談の時点で、問題解決のための行動指針を明確に説明するようにしています。資料や証拠が手元にあれば持参してもらい、それらの情報と依頼者の話を踏まえて今後の見通しを立てます。そして、問題解決のプロセスについて順を追って説明していきます。選択肢が複数ある場合は、それぞれのメリット・デメリットも詳しく伝えます。
弁護士に案件を依頼する場合、安くはない費用がかかりますし、数か月あるいは数年にわたって事件解決に向けた戦いが続くことになります。費用と時間をかけてでも、弁護士に事件解決を依頼すべきか、ご本人が納得した上で決断を下せるよう、できるだけ多くの情報を提示しています。
ーー弁護士としての強みは何でしょうか。
事業会社に出向した経験があるので、企業内部の仕組みや法務ニーズを理解していることです。各企業のビジネスの実態に即した、実践的なアドバイスを提供できると考えています。特に、出向先がシステム開発の会社でしたので、IT関係には強みがあると思います。
企業のデジタル化推進を法律面から支えたい
ーー今後の展望についてお聞かせください。
引き続き、企業法務とインターネット問題に注力していきます。
特に力を入れたいのが、企業のDX化を法律面からサポートすることです。今は多くの企業が業務にIT技術を活用しています。テレワークの導入や顧客データのデジタル化などはその一例です。
デジタル化の推進に伴い、情報漏洩などの法的トラブルが発生するリスクも生じています。トラブル発生時の迅速な対処はもちろんのこと、リスク管理体制の構築やトラブル防止のための研修など、予防法務的な部分でも企業のお役に立ちたいと考えています。
ーートラブルを抱えて悩んでいる方へメッセージをお願いします。
ご自身が抱えている悩みが法律問題かどうかわからず、弁護士への相談をためらう方もいると思います。
ですが、どのような相談でも遠慮なくお問合せください。お話を伺った上で、弁護士が対応することが難しい場合は、適切な相談先や専門家を紹介します。法律問題であれば、早い段階で法的な対処をすることで事態の悪化を防げます。
悩みが法律問題でもそうでなくても、解決のためには、第三者に相談して客観的なアドバイスを得ることが大切です。1人で抱えていても、問題はなくなりません。弁護士と一緒に状況を整理して、解決に向けた対応を考えていきましょう。