法律家として客観的な目線で依頼者の利益を考える。地域密着型で幅広い分野に対応
公務員として10年間キャリアを積んだ後に弁護士へ
ーー弁護士を目指した理由やきっかけを教えてください。
公務員として10年ほど働きましたが、組織に縛られずに仕事をしたい思いが徐々に強くなりました。大学で法律を学んだ経験があったので、法律の資格を取って独立しようと思い、弁護士を目指しました。
当時はまだロースクールがなく、仕事を辞めて独学で勉強しました。なかなか合格できずに苦労しましたが、弁護士になりたい気持ちに迷いはありませんでした。4回目のチャレンジで合格したときには心からホッとしました。
ーー注力分野を教えてください。
特に注力分野を決めているわけではなく、一般民事を幅広く扱っています。
最近多いのは交通事故と相続の相談です。また、裁判所から成年後見の案件を打診されて扱うこともあります。
法律家として客観的な目線で依頼者の利益を考える
ーー仕事をする上で心がけていることはありますか?
依頼者にとって最もよい解決策を考えることです。
依頼者の希望はもちろん尊重しますが、依頼者の希望に沿うことが必ずしもよい解決になるとは限らないこともあります。その場合には、法律家として私なりの考えを依頼者に率直に伝えるようにしています。
ただ、始めから依頼者の話を否定してしまうと依頼者も受け入れづらいでしょう。まずは依頼者の希望を聞いて、理解を示してから説明するように心がけています。
ーー弁護士として活動してきた中で、印象的だったエピソードを教えてください。
公正証書遺言の無効を争った裁判で、無効が認められたことです。
遺言には、自分で作成する自筆証書遺言と、公証役場で作成する公正証書遺言とがあります。公正証書遺言は公証役場という公的機関が介入し、厳格な要件の元に作成されるので、裁判で無効が認められるケースは稀です。
その事案では、公正証書遺言を作成する前にも、自筆証書遺言が何通か作成されていました。その自筆証書遺言の筆跡を見ると、2通目以降はかなり字が乱れていて、被相続人の認知症が進行していたことがわかりました。
裁判の相手方は、公正証書遺言作成時にも被相続人に意思能力があった旨の医師の診断書を提出しました。これに対しては、診断書を作成した医師は認知症の専門医ではないので信用性がないと争いました。
このような主張が裁判所に認められて、最終的に公正証書遺言の無効が認められました。非常に珍しいケースとして印象に残っています。
トラブルが大きく複雑になる前に早めに相談を
ーープライベートについても伺います。休日はどのようにお過ごしですか。
休日は家族と買い物へ行くことが多いです。
オートバイが趣味で、ツーリングに行くこともあります。
ーー今後の展望についてお聞かせください。
引き続き、誠実に仕事をこなしていきたいです。
元々福岡の出身なので、地域密着型の法律事務所として様々な案件に取り組むことで、地域貢献になればと思います。
ーートラブルを抱えて悩んでいる方へ、メッセージをお願いします。
あまり悩まずに早めに相談に来てほしいです。トラブルが大きくなって複雑化した後で相談に来る方が多いのですが、もう少し早く相談に来ればもっと違う解決方法があったのにと思うことがよくあるんです。
早めに相談に来てもらえれば、よりよい解決ができることも多いので、気軽に相談してください。