株式会社デジタルガレージとブロックチェーン技術を用いたスマートコントラクト・システムの共同開発について
Press Release
日本初のWeb完結型のクラウド契約サービス「クラウドサイン」を提供する弁護士ドットコム株式会社(東証マザーズ6027、本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:元榮 太一郎)は、ブロックチェーン領域への投資を積極化する株式会社デジタルガレージ(東証JASDAQ 4819、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 グループCEO:林 郁)と、ブロックチェーン技術を用いて所有権移転などの契約の自動執行を可能とし、従来の書面による契約締結実務をより効率化かつ安全に進める技術「スマートコントラクト・システム」の開発を、高い改ざん防止性やゼロダウンタイムの実現などを目指し、共同で検討開始いたします。
当社は、本件をはじめとして、今後、法律業務の技術による効率化を図る「リーガル・テック」(注)領域への研究開発を積極化して参ります。
■共同開発を検討する背景
弁護士ドットコムは日本初のWeb完結型のクラウド契約サービス「クラウドサイン」を昨年10月19日にリリースし、リリース後3か月間で約1,000社に導入され、「リーガル・テック」サービスの普及は着実に進んでいます。また、昨年12月にはソフトバンク・日本 IBM 共催の開発イベント「IBM Watson 日本語版 ハッカソン」にてIBM 賞を受賞し、AIを活用した法律相談サービスの研究・開発も始めています。
一方で、株式会社デジタルガレージは、LinkedIn創業者のReid Hoffman氏らが前回増資時にリードインベスターとして出資し、ブロックチェーン関連技術の開発を手がけるBlockstream社(本社:カナダ・モントリオール、President:Adam Back)に、このたび出資することを契機に、Blockstream社のブロックチェーン技術を利用した日本市場向けのFinTech関連サービスの開発と実証実験を、さまざまな企業と連携するオープンイノベーション形式で行っていく予定です。
このたび、上場以前から株式会社DGインキュベーションを通じて出資・事業支援を頂いている株式会社デジタルガレージと「リーガル・テック」領域で連携し、クラウド契約サービス「クラウドサイン」を発展させる形で、スマートコントラクト・システムを開発することについて、検討を開始いたします。
(注)「リーガル・テック」
法律業務の効率化を図る技術の総称。アメリカにおいて近年注目分野として定着しつつあり、クラウド技術、ブロックチェーンを活用した契約締結業務への応用や、人工知能による自然言語解析技術の判例文書検索、ディスカバリー業務への実用化が進んでいる。アメリカではFinTechに次いで、今後注目される応用分野として期待されている。特にブロックチェーンにおいては、欧米の法律事務所においても導入検討の事例が存在する。
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