めざすはリーガル領域のトップエージェント、そして他領域へ。弁護士・法務の転職を支援する弁護士ドットコムのキャリア支援サービス
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弁護士ドットコムのキャリア支援サービス
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日本最大級の弁護士・法務部ネットワークを活かし、法務部員の専門家を採用したい法律事務所や企業を繋ぐ転職エージェント「弁護士ドットコムの弁護士キャリア」。この数年で事業部の規模が拡大し、大きく成長を遂げています。大手エージェントにはない強みは何なのか、求職者を支援するコンサルタントの仕事のやりがいや楽しさはどこにあるのか。未経験からマネージャーに昇格した都築彩と、チームのエースとして活躍する水本実緒に聞きました。
- 【Profile】
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都築彩( キャリア事業部 コンサルタントチーム マネージャー)
ブライダル業界でキャリアをスタートさせ、個人営業とプランナーを経験したのち、2020年2月に弁護士ドットコム入社。キャリア事業部に配属。専門家のキャリア支援は未経験の状態からスタートし、現在は求職者の転職支援をするコンサルタントのマネージャーを務める。
水本実緒( キャリア事業部 コンサルタントチーム)
慶應義塾大学法学部卒業後、銀行へ入行し、法人への融資業務などを担当する。その後、医療従事者に特化した転職エージェントを経て、2021年9月に弁護士ドットコム入社。キャリア事業部でコンサルタントとして勤務する。
自主性を重んじる環境でメンバーが成長。拡大中のキャリア事業部

──現在の都築さん、水本さんそれぞれの役割を教えてください。
都築:転職を希望して弁護士ドットコムの弁護士キャリアに登録してくださっている方々とご面談をして、ご転職が決まるまで支援するのがコンサルタントの役割です。私はコンサルタントとして弁護士の方の転職支援をお手伝いさせていただきつつ、マネージャーとしてチームを率いています。
水本:私は都築さんのチームでコンサルタントをしています。
── 一般的な転職エージェントとの違いは、弁護士・法務人材に特化したキャリア支援をしている点だと考えていいでしょうか?
都築:そうですね。もともと弁護士ドットコムのキャリア支援サービスは弁護士の転職支援をメインの目的として始まったサービスでしたが、弁護士に留まらず、専門家として活躍する全ての方が適材適所で働けるお手伝いをしたいと考えるようになりました。そこで弁護士の次に対象にしたのは法務人材です。弊社には「BUSINESS LAWYERS(ビジネスロイヤーズ)」という企業法務ポータルサイトがあり、さまざまな企業法務とのネットワークを構築していたため、そのネットワークを活かし法務人材への転職支援もスタートしました。
近年はさらなるマーケットの拡大をめざし、企業の法務以外の管理部門──たとえば経理財務などのプロフェッショナル人材への転職支援も手がけるようになってきたところです。弁護士資格を持たない人に企業法務の仕事をご紹介することもあれば、弁護士の方に企業の経営企画職をご紹介することもあります。その意味では、一般的な転職エージェントに近づいていると言っていいのかもしれません。
──都築さんは転職エージェントの仕事自体が未経験の状態で、一方の水本さんは転職エージェントで働いた経験はあったものの、弁護士相手の仕事は未経験の状態で入社されました。おふたりとも、入社当初はご苦労があったのではないですか?
都築:苦労はありましたね(笑)。私の場合は入社して1カ月ほどでコロナのパンデミックが本格化し、全社がリモートワークになってしまいました。それでも社内のメンバーとのコミュニケーションはオンラインでわりとスムーズに取れていましたが、求職者である弁護士とは対面でご面談をすることが基本でしたし、当時はZoom等のオンラインツールもまだ法曹業界には浸透していなかったので。オンラインの面談への切り替えに戸惑われる方も多かったです。
なので当時は求職者様とのコミュニケーションの手段を模索するのと、コミュニケーションの際に必要になる法曹界ならではの専門用語や知識を習得するのが大変でした。
一方、業務については未経験の自分にも裁量を持って任せてくれたところがあって。事業部長が事業部としてのゴールは掲げるものの、そこに至るまでのやり方は個々に委ねてくれるタイプの人だったんです。結果的に自分で考えて行動した経験が成長につながったのではないかと思っています。
水本:私も入社当時は自分で弁護士のキャリアについて調べることから始めました。最初は何を調べればいいのかすらわからず、とりあえず、参考になりそうな本を探して読んだり、いろいろな法律事務所の Webサイトを見たり。手探りでしたが、まずは知見を広げることから始めました。
良く言えば、それぞれの自主性を尊重してくれる環境でした。このやり方に慣れてくると自分なりの進め方や自分自身の意思を反映させながら業務を遂行することができるので、自分には合っていると思っています。
都築:ただ、それも私たちが入社した当時は部のメンバーが少なく、数名しかいなかったからできたことなんですよね。それぞれが個々で動いていてもなんとなく全体が見えていた規模感だったのが、2021〜2022年くらいにかけて、事業部を拡大していく方向に舵を切ったタイミングがあって。
人数が増えれば増えるほど目指すゴールがぶれていってしまうので、全員が同じ方向を向いて走って行けるように、事業部のメンバーが主体となってキャリア事業部の指針となるビジョン・ミッション・クレドを策定しました。たしか水本さんが入社した直後だったよね?
水本:そうですね。私も策定に関わらせてもらいました。
都築:事業部のメンバーで議論した結果、メンバー自身に向けては「プロフェッショナル」、顧客に向けては「顧客志向」、チームに向けては「組織力」というビジョン・ミッション・クレドを策定することができました。以後、新しく仲間になってくれるメンバーにはこの指針を伝えるようにしています。
それから、いまは新入社員に対する教育もおこなっています。大掛かりな集合研修まではできませんが、入社後の2週間で業界の知識について座学で教えたり、レベル感別にマニュアルを読み込んでもらったり。未経験や若いスタッフが増えてきたので、OJT的なことももっと強化していきたいと考えています。
ストロングポイントは大手エージェントにはない“求職者との伴走感”

──世の中には弁護士や法務人材に特化した転職エージェントが複数あるなかで、弁護士ドットコムのキャリア支援サービスの強みはどこにあるとお考えですか?
水本:弁護士ドットコムやクラウドサイン、BUSINESS LAWYERSをはじめ、法律関係のサービスを数多く展開している会社が行う転職エージェントなので、法律事務所や企業の法務部とのつながりが広く深いのが特徴です。そのため、ご紹介できる求人の数が多く、質も良い。弊社だけに採用相談をいただくこともあって、コンフィデンシャルな案件も取り扱っています。求人票には載っていない定性的な情報も多く持っているので、より解像度高く転職支援ができていると考えています。
一方、コンサルタントとして個人的に意識しているのは、求職者様との面談時に中長期的な視点でお話しをすることです。面談を重ねたうえで、いま転職するのがその人のキャリアにとってプラスになると感じれば転職を勧めますが、逆に現職に残ったほうが良いと感じた場合はそのように提案します。キャリアの観点はもちろん、その求職者様の人生を中長期的に見たときにどうするのがベストなのかを自分事として考えるようにしています。
都築:最初に相手の本質的な温度感を見極めて、同じ温度感をもってご支援をすることを大切にしていますね。
水本:あと、弊社の場合は求職者様の採用選考が始まったら、企業や法律事務所とのやりとりは担当コンサルタントが直接行います。他の転職エージェント様だと、企業や法律事務所側の担当者を更に介してやり取りすることもあると思いますが、直接やり取りすることで、情報の質やスピードの観点でもメリットが大きいと思います。
都築:良くも悪くも大手のエージェントみたいにシステマティックではないので、求職者様からするとより伴走者感があると感じていただけるかもしれません。少なくとも私たちはそのつもりでご支援しています。
──これまで転職支援をしてきたなかで、忘れられない出来事や思い出深いエピソードがあれば教えてください。
水本:入社して初めてご支援ができたときはやはり嬉しかったです。当時は求職者様のご支援だけでなく、法律事務所や企業の新規開拓・採用支援も担当していたのですが、初めてのご支援は、自分で開拓した企業に、自分が担当する求職者様が転職することになったので喜びもひとしおでした。手探りで仕事を進めていた時期だったこともあり、「自分がやっていたことは間違っていなかったんだ」と少し自信がつきました。
都築:私も初めてご支援させて頂いた方のことは忘れられないです。求職者様は九州在住の弁護士の方でしたが、先ほど言ったようにコロナで面談ができず、電話などを使って完全にリモートでのやりとりになりました。九州にあまり土地勘もない状態での支援だったので、ご転職先と良いご縁を繋げられたときは本当にうれしかったです。
ほかのケースでも、最初は緊張感や警戒心が強かった求職者様が、ご支援を通じて少しずつ心を開いてくださったと感じるときに「やっていて良かった」と改めて思います。転職が決まったあとでもご一緒に食事に行ったり、転職希望者の知人を紹介してくれる方もいらっしゃったりと、長いお付き合いができるのもこの仕事の醍醐味だと思います。
水本:それもシステマティックな大手エージェントとは違うところですよね。私も自分がご支援した方から、「転職するなら水本さんがおすすめだよ」と言ってもらえて他の求職者様をご紹介いただけることが増え、とても嬉しいです。頂いたご縁は大切にしたいですし、より多くの方のご転職支援をしたいと思っているので、今回のインタビュー記事を読んで少しでも話したいと思っていただけた方がいらっしゃったら是非お話したいと思っています。
都築:水本さんはチームのエースだもんね。
水本:いえいえ、そんなことはないです(笑)。
都築:水本さんが転職を支援した人で構成されている法務部もあるくらいだよね。企業法務3人のうち、3人全員を水本さんがご紹介したという。
水本:そういうこともありましたね(笑)。求職者様と企業の双方が喜んでくれたときにこの仕事をしていて良かったと実感しますね。
チーム一丸となってさらなる事業部の拡大をめざす

──弁護士ドットコムのキャリア支援サービスはいまも進化の過程にあると思いますが、現状、課題だと感じていることはありますか?
水本:リーガル領域に強いとはいえ、業界内でもまだまだファースト・エージェントの地位を確実なものにしているとは言い切れません。だからこそ求職者様とのタッチポイントをもっと多く持って認知を広げ、業界内での地位もより強固なものにしていきたいです。
──そうした課題もふまえ、今後の展望や目標をお聞かせください。
都築:当面の目標は事業部をもっと大きくしていくことです。まずは弁護士領域だけでなくリーガル領域でナンバーワンになって、それ以外の領域でも知名度を上げていく。そのためには社内の各事業部と連携するほか、より多くのコンサルタントを育てる必要もあると思っています。若手全員が水本さんになれるくらいにチームの力を底上げできれば。それが理想ですね。
水本:期待に応えられるようがんばります(笑)。個人で売上を上げることで事業部の目標に貢献するのはもちろんのこと、ほかのメンバーの成長のお手伝いもして、チーム一丸となって弁護士ドットコムのキャリア支援サービスを大きくしていきたいです。