出会いのきっかけとして、最近はマッチングアプリが一般的となりました。自分の好みの条件を入れて検索ができるので、合コンよりも効率的に出会えると人気です。
今回のマンガの主人公・優里(33)も、友人のすすめでマッチングアプリを始めました。そこで雅人(31)との運命的な出会いを果たします。
ただ、優里が結婚したいと伝えても、雅人はマイペースでのらりくらり。さらに、不穏な気配がただよいはじめて…。
●「私たちって恋人ってことっていいんだよね?」
今から2年前、30歳で失恋した私。2年間も交際して、いよいよ結婚という雰囲気もあったのに…。それから1年が経ちショックから立ち直ってきた頃、婚活をはじめることにしたんです。
最初は、婚活パーティへ。でも、ガツガツした雰囲気がちょっと合わなくて…。友達が「もっと気軽に出会えるよ」と言っていたので、マッチングアプリを始めることにしました。
登録してみると、びっくりするくらい色々な人からメッセージをもらいました。でも、フィーリングがあわなかったり、やりとりしてもピンとくる人はいませんでした。
毎日いろんな人とやりとりするのに疲れていた頃…。ついに「この人素敵だな〜」と思う人を見つけたんです。
それが、化学メーカーで働く雅人(31)でした。プロフィールには、都内在住で身長175センチ、年収が600〜800万円とありました。見た目は塩顔ですらっとしていて、まさに私のタイプでした。
マンガの趣味が似ていて、アプリでのメッセージも弾んだんです。雅人から「今度、仕事終わりにご飯でも行きませんか?」と誘われて、7月の終わりに初めて会うことになりました。
アプリで人と会うのは初めて。とても緊張したのですが、その日はすごく盛り上がりました。雅人はアプリの写真通りで、お会計を全額さらっと払ってくれたところも好印象でした。雅人も「今日は楽しかったな〜」と話してくれて、次のご飯の予定も立てました。
それから何回かデートを重ねて、社員寮に住んでいた雅人は一人暮らしの私の家にも自然と遊びに来るようになりました。ご飯を食べた後そのままうちに泊まって、出勤していくことも。
でも正式に告白はされていなかったのが気になっていて。私が「これって恋人ってことっていいんだよね?」と聞いたら、雅人も「うん」と言ったので、正式な交際が始まりました。
私は付き合った時に「1年以内には結婚したい」と将来について話していたのですが、雅人は「いつかしたいね」とのらりくらりで…。
私の友人に会うことはあっても、雅人の友人を紹介されることはありませんでした。雅人は仕事で疲れていることが多くて、次第にデートで外に出かけることも少なくなりました。
私の家に雅人が来て、そのまま泊まるだけの関係。結婚費用を貯めたい私は、それでもよかったのですが、どこか物足りなさもありました。
●「今度一緒に指輪を見に行こう」と言われるも…
ついにしびれを切らしたのは、付き合い始めて1年半たったくらいだったと思います。私の誕生日を祝ってもらった後に、「雅人は私との将来って考えているの?」と思わず聞いてしまいました。
その時に「今度一緒に指輪を見に行こう」という言葉ももらったのですが、それから雅人の仕事がだんだん忙しくなっていったんです。
これまで最低でも2週間に1回は会っていたのですが、休日も仕事が入ることが増えて…。そして次第に、雅人からの連絡が少なくなっていきました。最初はあんなにマメに連絡してくれたのに…。
なかなかLINEが既読にならず、最初は「忙しいんだな」と思っていました。ただ、いつも返信はくれる人だったので、1週間以上連絡が来ないと「何か事件に巻き込まれたんじゃないか」とすごく心配になりました。電話も繋がらなくて、気が気じゃなかった。
「そういえば雅人SNSやっていたなあ」と思って、スマホで名前を打ち込んだんです。 そしたら目を疑うような投稿を見つけてしまって…。
次回に続く!
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(実際の相談を元に編集部で作成しています)