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「ハイスコアガール」著作権問題、スクエニとSNKが「和解」 刑事告訴を取り下げ
漫画「ハイスコアガール」

「ハイスコアガール」著作権問題、スクエニとSNKが「和解」 刑事告訴を取り下げ

漫画「ハイスコアガール」の中で、ゲーム会社「SNKプレイモア」が著作権を持つ格闘ゲーム「ザ・キング・オブ・ファイターズ」などのキャラクターを無許可で使用したとして、発行元のスクウェア・エニックスの担当者や漫画の作者ら計16人が書類送検された問題で、スクウェア・エニックスは8月27日、SNKプレイモアとの和解が成立したため、SNKプレイモアが刑事告訴を取り消したと発表した。

発表によると、この問題では、スクウェア・エニックスがSNKプレイモアに対して、「著作権を侵害していないこと」の確認を求める訴訟を起こし、SNKプレイモアもスクウェア・エニックスに対して、「ハイスコアガール」の差し止めを求める訴訟を起こしていた。民事・刑事の双方で動向が注目されていた。

今回、両社とSNKプレイモアの大株主のLedo Millennium社との間で和解が成立したため、両社が民事訴訟を取り下げ、SNKプレイモアが刑事告訴を取り消すことになった。著作権侵害の犯罪を刑事裁判で問うには告訴が必要なため、検察の捜査も終了する。異例の刑事事件は、和解によって決着することになった。

また、和解によって今後、スクウェア・エニックスが「ハイスコアガール」の出版や販売を継続することが可能になったという。

(弁護士ドットコムニュース)

この記事は、公開日時点の情報や法律に基づいています。

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