秋篠宮家の長女、眞子さんと結婚した小室圭さんが、米ニューヨーク州の司法試験に合格しなかったと報じられている。この「不合格」報道をめぐっては、メディアに対する反発の声もあがっている。
●メディアが大々的に報道することの是非
小室さんは今年7月、米ニューヨーク州の司法試験を受験した。その結果は10月29日、同州の司法試験委員会のホームページで発表されたが、合格者リストの中に小室さんの名前はなかった。
小室さんの不合格をめぐっては、心配・反感を抱く声のほか、同情する声など、さまざまなものがあがっているが、メディアが大々的に報道することの是非を問うものも少なくない。
いったいこの人がどんな悪事を働いたというのだろうか?権力者の巨悪は見逃し、弱者のプライベートは顔出しでぶっ叩く。この国のジャーナリズムは心底壊れている。 pic.twitter.com/ywjXmdpAn6
— 清水 潔 (@NOSUKE0607) October 31, 2021
さらには、小室さんが一般人であることから、名誉毀損やプライバシー侵害にあたるのではないかという指摘もあった。はたして、法的にはどう考えられるのだろうか。清水陽平弁護士が解説する。
「試験への不合格というのは、不名誉なことと捉えることもできるため、名誉権が害されると言える余地自体はあります。しかし、内容が真実であるということなら、それを報道したとしても違法ということは困難です。
小室さんはたしかに一般人ではあるものの、注目を浴びる立場になってしまっていたこともあり、また、そもそも試験の結果が公表されているという事情があることも考慮すると、それを報じたとして、名誉権侵害として違法であるという判断がされることはないと言えます。
また、同じ理由により、プライバシー侵害であるということもできないでしょう。
とはいえ、その報道に対するコメントで行き過ぎたものがあれば、別途違法性が生じることはありえます。
本人が最もショックを受けていると思いますし、何より司法試験というのは難しいもので、しかも英語による試験というハードルもあることを考えれば、一度不合格だったとして批判するのはどうか、と個人的には思うところです」(清水弁護士)
●小室さんは再びチャレンジする
米ニューヨーク州の司法試験は来年2月にもおこなわれる予定で、小室さんは再びチャレンジするという。
これまでも批判や誹謗中傷にさらされてきた小室さん。前途多難な結婚生活の幕開けかもしれないが、くじけることなく、愛の力で乗り越えてほしい。
司法試験の不合格はつらいんだよ。半端なくつらいんだよ。もうじき、不合格者には書いた答案と成績が来る。よみ直す、分析する、つらい。時は流れ、2月の試験日が来るのはまたたく間だ。少なくとも法律家たる者、小室さんをいじるのはやめようぜ。
— 山口貴士 aka無駄に感じが悪いヤマベン (@otakulawyer) October 31, 2021