虻川 高範 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
法学部に入ったときは意識していませんでしたが、そのうちに、司法試験を受けて法律家になろうと思いました。試験合格後、修習中に、自分で事件を選べる(これは真実でないことは弁護士になってすぐに分かりましたが)という弁護士になろうと思いました。
今までの経験と現在の仕事内容
地方の弁護士は、どこも同じだと思いますが、離婚や破産、国選など、何でもです。事務所の性格上、生活保護の事件や、労働事件、行政事件が他と比べて多いとは思います。
生活保護の裁判(秋田地裁平成5年4月23日判決・判例時報1459号)や、製紙工場の進出に関する住民訴訟(秋田地裁平成9年3月21日判決・)、情報公開に関する裁判(平成9年3月27日判決・判例地方自治168号)など。
現在も、行政事件は、この地域では一番多いかもしれません。
弁護士としての信条・ポリシー
最終的な解決を常に想定して、そのために、どういう手続をとって、どういう戦術でいくかということを考えています。弁護士なら、誰でもそうだと思いますが。
裁判に勝っても、ちっとも紛争が解決しない、ということがないように、また、裁判に負けても紛争が全部解決するように、考えます。
例えば、労働争議で、裁判に勝っても、職場に労働組合がなくなってしまえば意味が無いし、裁判で負けても要求が実現できる場合もあります。離婚でも、境界争いでも、同じです。
その意味で、訴訟提起も、判決も、解決に向けての一つのプロセスだということです。
関心のある分野
行政事件は、個別事案の救済(例えば、懲戒免職を受けた職員の救済)も当然ですが、それによって、行政の方向性自体も変えるきっかけになるので、面白いと思います。
仕事をする中で大変なこと、良かったと思ったこと
本当に様々な依頼者が相談にいらっしゃる中、事件解決への見通しと依頼者との方向性が合わないことがあります。その時の対応が難しいですね。
しかし、この仕事をしていると本当にたくさんの人にお会いできます。また、事件を解決したときの達成感を依頼者と共有できたとき、弁護士をしていて良かったなと感じます。