インターネット問題の解決事例
  • 削除請求

家族に起きた事件に関する過去の記事の削除

50代 女性
この事例の依頼主 50代 女性

相談前の状況 10年以上前に家族が亡くなる事件が起き、捜査がなされたほか、報道もなされました。
故人の実名入り報道記事がブログやインターネット掲示板に転載されたままになっており、いつだれが見るかわからない状態でした。
このため、ふだんの生活でも気分が落ち着かないままでした。

解決への流れ 最初、IT技術者の方が詳細な調査を行い、未だに残っている記事をピックアップしてくれました。
元の記事が古いものだったためか、記事自体は10件あまりでしたが、ふだんは全く削除に応じないサイトに載せられているものが含まれるとのことでした。

不安でしたが、まとめて依頼をし、弁護士の方による削除の手続を進めてもらいました。
その結果、ほとんどのサイトでは順調に削除に至りました。

最後、ふだんは削除に応じないサイトの記事が2件だけ残りました。
それでも、今回は事情が事情であるから何とか応じてもらえないかとの要請を粘り強くしてもらい、1件は名前の部分だけの部分的な削除に至りました。

残る1件は訴訟を起こすことになりました。
私自身の名前が出ているわけではなく、名誉権などよく出てくるものとは異なる権利に基づかなければならないとのことで、訴訟では憲法に基づいた主張をしてもらいました。

こうして、最後の1件も削除に至りました。
不本意にも亡くなった家族の供養にもなったのではないかと思います。

安保 和幸 弁護士 安保 和幸 弁護士からのコメント 思い返しますと、非常にお気の毒な状況であることはだれの目にも明らかであるため、訴訟手続の最初から裁判所も依頼者様に同情的だったように思います。

ただ、訴訟では単に気の毒なだけでは足りず、法的根拠に基づいて請求をしなければなりません。名誉毀損とかプライバシー侵害といったよく出てくる議論が使いにくい状況でどう主張するかの点がいちばんの課題でしたが、憲法に基づく議論を立てて乗り切ることができました。

また、削除を進めていく中で、わずかでしたが、以前は検索されなかった記事が新たに表示されるようにもなりました。
このような記事についてもきちんとフォローをし、削除に至りました。

安保 和幸 弁護士
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