太田 純 弁護士 インタビュー
弁護士を目指したきっかけ
大学卒業後、企業に就職し、商品企画部で働いていました。市場動向に応じて新しい商品を出す中で、より一層、直接的に依頼者からの手応えを感じたいと思うようになりました。そんなある時、日常のちょっとした疑問から法律に触れる機会があり、ある予備校で運良く特待生に選ばれました。条文の丸暗記ではなく、法律には解釈の余地があり、弁護士の仕事は手続の代行ではなく、使命を果たすことであって、柔軟な思考に立ち主体的活動が求められることを知りました。また、その解釈というプロセスが非常に面白く感じられ、そこから本格的に法律の勉強に、のめり込むようになりました。
今までの仕事経験と、現在の仕事内容
自らの領域を限定せず、特定分野に縛られないようにしています。むしろ幅広い分野に跨り、各分野の専門家を自称する方々に負けない経験を自負しています。法的問題は、突出した特定分野だけが問題となることは稀であり、複雑化しています。また、一つの判断や選択をすれば、必ず別の選択を捨てることになり、そうした選択や判断が外的に与える影響について慮る必要があり、そのような総合力を大事にしています。分野としては、企業法務、民暴、不当要求の排除、消費者、知的財産権、IT、医療過誤、建築、行政事件、労働事件、刑事事件などのほか、ミュージシャンやアーティストからの依頼も多くあります。
仕事をする上で意識していること(信条・ポリシーなど)
予防法務は重要ですが、やはり「訴訟」が紛争の極限状態であることに変わりはありません。したがって訴訟対応能力が十分、確実であることが、弁護士の王道であると考えています。訴訟業務の研鑽こそが、結局は日常相談において、経験に基づく見通しを立て、依頼者を相応しい方向に導くことに繋がるものと確信しています。また、依頼者が個人であろうと、企業であろうと、皆、様々なスタンスに立脚し、それぞれの価値が相対的に存在するのが社会です。したがって、社会における一つの偏った価値観や一定の層に与することなく、目の前の依頼者の声に耳を傾け、解決を目指すよう心がけています。
関心のある分野
私は依頼者からの「依頼」を重んじ、「信頼」「使命」に応えることがベースにあります。自分本位な技術や知識の習得よりも前に、各案件で依頼者のことを誰よりも知り、理解し、解決の方法を探り、納得を得るまで説明し、そうやって依頼者からの信頼を深めることが先決です。その果てに自分の専門性を創っていければ幸いです。一つに縛られない幅広い経験を積むことは、すぐ直接的に何かに繋がるものでもありませんが、どこかでふとした時にその経験が思い出されたり、活用できたりするものです。ですので、今後も自分基準でなく、依頼者基準で関心を増やしていこうと思います。