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子ども遊ばせたい… 公園に自作ハンモック、高齢男性の逮捕は「かわいそう」か?
画像はイメージです(Blue flash / PIXTA)

子ども遊ばせたい… 公園に自作ハンモック、高齢男性の逮捕は「かわいそう」か?

子どもたちを遊ばせたいと公園にハンモックを設置した京都府宇治市の男性(82)が、無許可であったため、都市公園法違反の疑いで1月18日に逮捕された。

地元の京都新聞が報じ、ネットでは「かわいそう」「切ない」などの声もあがっている。ただ、事案を詳しく知ると印象が少し変わるかもしれない。

宇治市によると、男性は、5メートル離れた2本の木の高さ約1.5メートルの位置にロープを結び、布(長さ約2メートル、幅約50センチ)につなげて、ハンモックのようなものを自作していたという。

実際に子どもが乗って遊んでいたケースもあったといい、近隣住民から「危ない」という苦情が出ていたそうだ。京都新聞の記事でも、市や警察が15回も警告していたことが報じられている。市によると、警告に対し、口論になることもあったという。

●聞きなれない「公園管理法」とは?

公園の管理基準などを定めた「都市公園法」は、公園内に施設や工作物を設置するときは、管理者の許可が必要としている(5条、6条)。違反があれば、公園管理者は除去を命じることができる(27条)。今回は度重なる説得に従わなかったため逮捕されたようだ。

仮に今回のケースで起訴され、有罪になった場合は「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」(39条)に処せられる可能性がある。

この記事は、公開日時点の情報や法律に基づいています。

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