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橋下市長「ここで大阪の土台をなんとか作りたい」 劣勢のなか「最後の訴え」
橋下徹・大阪市長

橋下市長「ここで大阪の土台をなんとか作りたい」 劣勢のなか「最後の訴え」

「大阪都構想」の是非を問う「史上最大の住民投票」の投票日である5月17日、大阪維新の会の代表を務める橋下徹・大阪市長が、同市のなんば駅前で「いまここで、大阪の核を、芯を、土台をなんとか作りたいと思っているんです。最後はみなさんにお願いするしかありません」と、最後の訴えをした。

いよいよ投票当日とあって、橋下市長が登場する30分以上前から続々と支援者が集まり、周囲を埋め尽くした。午後1時すぎ、橋下市長が街宣車の上にのぼってマイクを持つと、聴衆からは「徹ちゃーん」という声援が飛んだ。報道各社の世論調査では「劣勢」が伝えられているが、橋下市長は笑顔で聴衆に手を振っていた。報道各社のカメラもずらりと並び、橋下市長の動きを追った。

「大阪は悲しいぐらい衰退の一途をたどっています。世界からも、日本からも相手にされていません」。そう切り出した橋下市長は「大阪都構想が全てを解決するわけではないかもしれませんが、どの政治家も誰もやったことがないことを、市民の力で第一歩を踏みだそうという声がけをみなさんにやってもらいたい」と訴えた。

●聴衆に「決断」迫る

「いまの大阪市のままでみなさんの暮らしを守れる、将来大阪が発展する。僕はそう感じません。今を守るだけでは、未来はない。将来に対する心配・不安は、みんなで力を合わせて知恵を出して、問題があればその時その時、課題を乗り越えていけば良いと思う。

大阪都構想について問題点の指摘もある。でも、それぐらい我々の力で乗り越えていかないと、大阪の発展なんて誰からも与えられるものじゃないんですから。自分たちの力で大阪を前に進めていかなきゃいけないんです。

今にとどまるのか、かつてに戻るのか、それとも一歩を踏み出していくのか、そこがまさに市民のみなさんに問われているんです」

橋下代表は聴衆に向けてこう「決断」を迫った後、市内遊説に向けて街宣車で走り去った。あたり一帯はオレンジ色のTシャツを着た支援者らで埋め尽くされ、しきりに声援を送っていたが、時おり「反対だ」と叫ぶ声も混じっていた。

(弁護士ドットコムニュース)

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