今国会の最大の争点となっている「安保法案」は9月17日16時半ごろ、参議院・特別委員会で採決が行われ、自民・公明などの賛成で可決した。
特別委員会では、審議の大詰めとなる「締めくくり質疑」が予定されていたが、行われないまま採決が行われた。法案は参議院本会議へ送られ、仮に参議院本会議で可決されれば、法案は成立する。
ただ、法案に反対する民主党や維新の党など野党党首らは、委員会採決があった場合、首相の問責決議案や内閣不信任決議案の提出も含め、「あらゆる手段」で対抗することで一致した、と報じられている。
特別委は当初、16日18時30分ごろから、締めくくり質疑が行われる予定とされていた。しかし、野党議員が夜通し反対したため大きくずれこみ、17日午前には鴻池委員長の不信任動議が出された。同日16時半ごろ、不信任決議が否決されたとほぼ同時に、鴻池委員長が委員会に復帰。反対の声などで騒然とする中、法案の採決が行われた。