司法試験受験生「緊急事態宣言解除まで試験延期を」
感染力が強く、重症化リスクが高いとされる新型コロナウイルスの変異株の感染が拡大するなか、東京都の会場で受験する神奈川県在住の40代男性が5月7日、来週実施の司法試験について、緊急事態宣言解除後への延期を求めて都内で会見した。
男性は、司法試験の受験生など約100人が参加し、首都圏や関西都市部を中心に出された3回目の緊急事態宣言をうけて、4月下旬に設立された「司法試験の延期を求める会」の共同代表の1人。同会は5月6日、法務省に対し、司法試験と予備試験の延期を求める申入書を郵送するなどした。
会見した男性は、「司法試験には(法科大学院卒業または予備試験合格の翌年から5年以内の)受験制限があるので、試験が実施されれば受験するしかない」とした。
※写真は会見する男性(2021年5月7日撮影)