既修コース・未修コース・予備組の合格率など、15年間の推移

既修コース・未修コース・予備組の合格率など、15年間の推移

【本記事は2021年2月12日に公開したものです】2020年司法試験の最終合格者が1月20日に発表された。全体の合格率は39.16%で、予備試験合格者(受験者423人)の合格率は89.36%だった。 法科大学院既修・未修の両コースと予備試験合格者の受験者数、最終合格者数、合格率などについて、15年間の推移を、法務省がホームページで公表しているデータをもとにまとめた。

受験者数の推移 未修コースがピークの4分の1に


法科大学院未修コースの受験者数は、初年となった2007年に1966人。2008年に既修コースを上回り、2011年には5429人で最多となった。その後は減少傾向が続き、2017年には既修コースより少なくなった。2020年は1385人で、ピークの約4分の1の水準となっている。

法科大学院既修コースの受験者数は、新司法試験が始まった2006年に2091人で、2008年から2014年までは3000人台前半で推移した。2015年(3506人)に最多となった後は減少に転じ、2020年は1895人で初めて2000人を下回った。

予備試験制度を利用した受験者が最初に出た2012年の受験者数は85人。その後増加傾向が続き、2018年は433人で最多となった。2019年には385人に減少したが、2020年は423人と持ち直した。

最終合格者数の推移 予備試験合格者が未修コースを上回る


未修コースの最終合格者数は、同コース初年の2007年に636人で、以後増加が続き、2011年には881人で最多となった。その後は減少傾向が続き、2016年には500人を下回った。

既修コースの最終合格者数は、初年の2006年が1009人。2008年に1331人で最多となった後はゆるやかに減少傾向が続き、2016年には1000人を下回った。

予備試験は初の合格者が出た2012年司法試験での最終合格者数は58人で、現在まで増加傾向が続いている。2019年に未修コースを上回った。

合格率の推移 近年は既修・未修・予備試験合格者とも上昇傾向


法科大学院未修コースの合格率は、初年の2007年が32.35%。その後、下落傾向が続き、2009年からは10%台となり、2016年に11.61%で最低となった。以後持ち直し、2020年は17.62%だった。

法科大学院既修コースの合格率は、初年の2006年が48.25%で、その後はゆるやかに下落傾向が続き、2009年に40%を下回った。2016年には30.69%で最低となった。その後持ち直し、2019年には40%台に回復している。

予備試験合格者の司法試験の合格率は、初年の2012年に68.24%。2016年に61.52%となったのが最低で、以後、上昇が続く。2020年は最高の89.36%となっている。

最終合格者の受験回数別割合 近年は「一発合格」が増加


最終合格者を受験回数別にみると、各年1回目の合格者が最多となっている。

(画像/PIXTA)

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