横浜刑務所のコロナ集団感染 神奈川県弁護士会が声明
【本記事は2021年2月1日に公開したものです】神奈川県弁護士会は1月29日、横浜刑務所で新型コロナウイルス感染症の集団感染が発生したこと受けて会長声明を公表した。声明は1月28日付。
声明によると、横浜刑務所では2020年12月15日から2021年1月22日までに、受刑者87名、刑務官15名の新型コロナウイルスの感染が確認されている。声明は、横浜刑務所について、65歳以上の高齢受刑者の割合が全国平均に比べ高いことなどを指摘し、「(受刑者が新型コロナに)感染した場合、重症化し、死に至るリスクは一般社会よりも高い」とした上で、「速やかに最大限の対策を講じることを期待する」とした。
また、横浜刑務所が現在、受刑者の面会をすべて停止していることについて、声明は「何らの代替措置を採ることもなく、一律に面会の機会を喪失させることは明らかに行き過ぎであり、個別の事情に配慮した対応が必要である」と指摘し、電話連絡などの代替手段の柔軟な活用を求めている。
(画像/神奈川県弁護士会のHPより)