九州豪雨で地裁支部に電話障害 期日取消し、延期などの影響も
【本記事は2020年7月7日に公開したものです】九州各地の裁判所支部で、豪雨による電話障害や期日の取消しなどの影響が生じている(7月7日13時現在)。
熊本地方・家庭裁判所の人吉支部と人吉簡易裁判所では、7月6日より電話回線の障害が発生し、通話・FAXが利用できない状況が続いている。熊本地裁は、人吉支部・簡裁に用件がある場合は熊本地裁・家裁の代表番号に連絡するよう求めている。
熊本地裁は、人吉支部・簡裁の状況について、「(7日時点で)すでに入館できる状況になっているようだが、球磨川の氾濫による浸水被害が起きていないかなど、詳しい状況の確認を進めている」としている。
鹿児島地裁・家裁の鹿屋支部では、豪雨の影響により7月6日の期日が取り消された。鹿児島地裁は「県内の裁判所は入館できる状況だが、事件の当事者などに連絡し、来庁できるかどうか確認している。7日以降の事件について、来庁が難しい場合は、期日を延期するなど柔軟に対応する」としている。
福岡地裁・家裁は、豪雨の影響で来庁が難しければ、無理に来庁しないよう求めるとともに、手続を行なっている各裁判所の担当係の連絡先が分からない場合は、福岡地裁・家裁の代表番号に連絡するよう求めている。
長崎地裁・家裁は、予定されている期日が変更される場合があるとして、来庁前に状況を確認するよう求めている。
各地裁・家裁の代表番号は以下の通り
・熊本地裁 096-325-2121
・熊本家裁 096-355-6121
・鹿児島地裁・家裁 099-222-7121
・福岡地裁 092-781-3141
・福岡家裁 092-711-9651
・長崎地裁・家裁 095-822-6151
※画像は熊本地方裁判所(ピクスタ)