【全国一斉アンケート調査から読み解く】弁護士を選ぶ基準と 相談・依頼に対するハードル Chapter.3

【全国一斉アンケート調査から読み解く】弁護士を選ぶ基準と 相談・依頼に対するハードル Chapter.3

【本記事は2020年7月10日に公開したものです】弁護士ドットコムでは例年、マーケティング・リサーチ企業「マクロミル」の協力により、法的トラブルに関するアンケート調査を行なっている。今回は18歳から69歳の男女1,236人に対し、法的トラブルの内容や、実際に弁護士に相談・依頼したかどうか、弁護士を探すときに重視した点、探した方法などについて調査した。これらの調査結果をもとに、法的トラブルに悩む人が弁護士に求めている点や、弁護士への相談・依頼を躊躇させるポイントなどを紹介する。Chapter.3では、弁護士を探すときに重視するポイントについて紹介する。 [アンケート調査概要]調査名:あなたの生活に関するアンケート/実施期間:2019年12月/対象者:全国18 〜 69歳の男女1,236人調査協力:株式会社マクロミル/企画・文:矢野大輔、並木光太郎

調査対象

法的トラブルに遭い弁護士を探したときに重視したポイントや探した方法について調査した。弁護士を探したことがない人も含めたアンケート対象者全員に、「今後、弁護士を探すことがあった場合」に、重視する点や利用したい手段などを回答してもらった。結果を紹介する。

弁護士の専門性・実績や費用を重視 「人柄・信念・信条」も見られている

弁護士探しのポイントは専門性と実績。費用や人柄・信念・信条も重視


実際に弁護士を探した人が重視した点は、「専門性・実績」(49.1%)という回答が最も多く、「費用」(46.6%)、「 人柄・信念・信条」(41.4%)が続いた。 弁護士を探した経験がない人に弁護士を探すことがあった場合に重視する点について聞くと、こちらも「専門性・実績」(6 8.9%)の回答が最多だった。「人柄・信念・信条」(51.4%)と「経験の長さ」(45.2%)の回答が続き、実際に探した人の回答では 2 番目に多かった「費用」(40.5%)を上回った。

「重症化してから相談にくる人が多い」は本当か?


弁護士を実際に探した人に、弁護士を探し始めたタイミングについても聞いた。「トラブルが起こる前」(30.2%)と「トラブルが起こってすぐ」(45.7%)と回答した人が、合計で75%を超える結果となった。 ツイッターなどのSNSでは、依頼者の状況を病気やケガにたとえて、「重症化してから相談にくる依頼者が多い」と指摘する弁護士もいるが、依頼者の多くはトラブルを未然に防ぐか、初期段階の「軽症」のうちに解決したいと望んでいると言える。

インターネットで情報収集がますます一般的に


実際に弁護士を探した人が利用した手段としては、「 弁護士事務所・弁護士のホームページ」(42.2%)が最多。その他にも、「弁護士紹介サイト」(31.9%)、「弁護士のブログや SNS」(25.0%)など、インターネット上で弁護士の情報を収集する傾向が顕著だった。 探した経験がない人に、今後利用したい方法を聞いた結果でも、「ホームページ」(65.6%)が最多となった。「友人・知人からの情報」(38.0%)、「弁護士会・法テラスに問い合わせる」(31.6%)が続いた。

弁護士を探した経験がある人が、インターネット上で弁護士について調べるときに気にする情報としては、「取り扱い分野・専門性」(71.6%)という回答が最も多く、「費用」(62.7%)、「プロフィール」(61.2%)と続いた。 一般ユーザーからすると、インターネット上で弁護士を探すことは一般的な方法になってきているようだ。

弁護士もセカンドオピニオン 2人以上に相談したいと考える人が約半数


対象者全員に、弁護士に相談することがあった場合、何人の弁護士に相談したいかを尋ねたところ、複数の弁護士に相談したいという回答が半数近くにのぼった。医療分野と同じく、法的なトラブルでも、セカンドオピニオン、サードオピニオンを求める人が増えているようだ。

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