全国一斉アンケート調査から読み解く 弁護士を選ぶ基準と 相談・依頼に対するハードル Chapter.2

全国一斉アンケート調査から読み解く 弁護士を選ぶ基準と 相談・依頼に対するハードル Chapter.2

【本記事は2020年7月10日に公開したものです】弁護士ドットコムでは例年、マーケティング・リサーチ企業「マクロミル」の協力により、法的トラブルに関するアンケート調査を行なっている。今回は18歳から69歳の男女1,236人に対し、法的トラブルの内容や、実際に弁護士に相談・依頼したかどうか、弁護士を探すときに重視した点、探した方法などについて調査した。Chapter.2では、弁護士に求めることは何か、相談したい理由・したくない理由について紹介する。 [アンケート調査概要]調査名:あなたの生活に関するアンケート/実施期間:2019年12月/対象者:全国18 〜 69歳の男女1,236人調査協力:株式会社マクロミル/企画・文:矢野大輔、並木光太郎

調査対象

法的トラブルに遭っても実際に弁護士へのアクセスに至る人はまだまだ少ないのが現状だが、「相談したい」と考える人自体は多い。では、法的トラブルに遭った人は、弁護士に何を求めるのだろうか。一方、「相談したくない」と考える人は、どのような点に不安を感じているのだろうか。結果を紹介する。

法的トラブルに対して弁護士のアドバイスを望む声は多い

弁護士への相談を求める人が半数、「相談したくない」は25%ほど


法的トラブルに遭った人、遭っていない人全員に、「 法的トラブルに遭った場合、弁護士に相談したいか」を尋ねたところ、「 ぜひ相談したい」「 やや相談したい」という前向きな回答は、約半数の 47%となった。一方、「 全く相談したくない」「 あまり相談したくない 」という消極的な回答は約 2 割(24.3%)にとどまった。「どちらともいえない/わからない」との回答は 28.7%だった。

弁護士に相談したい理由の多くは「アドバイス」と「早期解決」


「相談したい」と回答した人に理由を聞いたところ、「様々なアドバイスがもらえそうだから」(42.9%)、「早期に解決できると思ったから」(41.5%)の2つが多くを占めた。一方、「有利な決着が期待できそうだから」(30.7%)を選んだ人は3割ほどにとどまった。金銭的な満足も大切だが、早期にトラブルが解決することを重要視する人が多いようだ。

弁護士への相談は費用がネック、相場は「想像もできない」

弁護士を遠ざける理由は「費用」「弁護士に頼むほどではない」と考える人も


「相談したくない」「どちらともいえない/わからない」を選んだ人に相談したくないと考える理由を聞いたところ、「弁護士費用が高いと思うから」(35.1%)という回答が最多で、「そもそも弁護士に頼むほどではないと思うから」(34.4%)が僅差で続いた。

他方で、対象者全員に弁護士費用の総額のイメージについて聞いたところ、「想像もできない」という回答が 40%を占めた。具体的な相場を知った上で弁護士に相談するかを判断しているわけではなく、イメージや想像で「 弁護士費用は高額になる」と考え、相談や依頼をためらう人も少なくなさそうだ。

事務所での相談を求める人が多数、非対面で相談したい人は15%ほど


対象者全員に、弁護士に相談する際、どのような形式を希望するかについては、「弁護士事務所で相談したい」(75.5%)との回答が、4分の3 を占めた。一方、電話やメール、メッセンジャーアプリ、テレビ電話など、弁護士に直接会わずに相談できる手段を希望する回答も約15%を占めた。

  • 記事URLをコピーしました

弁護士向け

限定コンテンツのご案内

弁護士ドットコムでは、会員弁護士のみがアクセス可能なマイページサービスページをご用意しています。

本サイト内で公開されている記事以外にも、マイページ限定のコンテンツや、法曹関係者向けにセレクションした共同通信社の記事など、無料で登録・閲覧できる記事を日々更新しております。また、実務や法曹関係の話題、弁護士同士が匿名で情報交換できる無料の掲示板サービス「コミュニティ」も好評です。情報のキャッチアップや、息抜きなどにご活用ください。ご興味がございましたら、下記から是非ご登録ください。