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「香港人は民主と自由のある社会を望む」 カメラがとらえた整然たる「香港デモ」
有志の大学生グループが、仲間を募ってボディーペイントのブースを出し、会場の希望者にペイントを行っていた。(10月1日午後/香港・金鐘)

「香港人は民主と自由のある社会を望む」 カメラがとらえた整然たる「香港デモ」

行政長官の選挙制度の民主化を求めて、民衆の大規模な抗議行動が続いている香港。日本のテレビやネットニュースでも連日、その様子が報じられているが、現場に行ってみなければわからないこともある。

これまで東日本大震災の被災地や台湾の学生運動などのドキュメンタリーなどをてがけてきた映像作家・ライターの岸田浩和さんは、自分の眼で「香港デモ」の実像を確かめようと、現地へ飛んだ。岸田さんのカメラがとらえた香港の若者たちの様子を紹介する。

抗議行動の参加者に「冷静な行動」を求める張り紙。いたるところに、同様のビラやポスターが貼られていた。(10月1日/香港・中環)

香港の金融街・中環地区から、抗議行動のメイン会場となっている金鐘地区に向かう幹線道路の様子。(10月1日夕方/香港・金鐘)

民主的な選挙の実現など、政府に対する要求が書かれたプラカードをかかげる参加者。多くの市民が手持ちのプラカードや腕へのペイントで、同様の要求をアピールしていた。(10月1日午後/香港・金鐘)

台湾独立派のメンバーが、香港の民主化運動を応援するために参加していた。ほかにも、台湾の学生らが多数応援に駆けつけ、大きな拍手を浴びていた。台湾でも今年三月、民主化を求める学生たちによる「国会の議場占拠」が起きた。台湾と香港の市民はお互いに強い関心を持っているのだ。

学生のボランティアがゴミ回収や誘導、飲料水の無償配布を積極的に行っていた。抗議行動の会場は、混乱もなく整然としている。ゴミもなく、美しい状態が保たれている。

「香港人が民主と自由のある社会を望んでいることを、世界に向けて意思表示したい」と語った大学生。(10月1日/香港・中環)

10月1日の抗議行動終了後、金鐘の会場から中環地区へデモ行進を行った有志の学生たち。「我愛香港(ウォーアイホンコン)、I Love HONG KONG」のかけ声をあげると、沿道から暖かい拍手がわき起こった。(10月1日/香港・中環)

終電のあとも金鐘の会場に残った、たくさんの抗議行動参加者たち。(10月2日/香港・金鐘)

(弁護士ドットコムニュース)

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