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「ろくでなし子」逮捕に作家・北原みのりさんが反論「女性器はわいせつ物じゃない」

「ろくでなし子」逮捕に作家・北原みのりさんが反論「女性器はわいせつ物じゃない」

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「ろくでなし子」というペンネームで、女性器をモチーフとした創作活動を行っていた女性漫画家が、わいせつ電磁的記録頒布の疑いで逮捕されていたことが7月14日、わかった。女性は容疑を否認しているという。

報道によると、女性は今年3月20日、香川県の男性に、自分の女性器の形を復元できる3Dプリンタ用のデータを送信した疑いが持たれている。女性は自らの性器をモチーフにした小型ボートを制作するため、ネット上で支援を呼びかけ、この男性は3000円を寄付していたという。

女性は2012年に『デコまん アソコ整形漫画家が奇妙なアートを作った理由』という単行本を出版。国内外のメディアに取り上げられ、今年5月には都内で個展を開催していた。

今回の逮捕を受けて、弁護士ドットコムは、女性の勤め先であるアダルトグッズストア「ラブピースクラブ」代表で作家の北原みのりさんに話を聞いた。

●「表現者として海外からも注目されていた」

「突然の逮捕に驚いています。本人には、事前に何の警告もなかったそうです。

今日(7月14日)、ラブピースクラブのオフィスにも警察がやってきました。ろくでなし子さんの作品20点ほどが押収されました。私は『押収された作品がわいせつ物だとは思わない』という内容の上申書を提出しました。

ろくでなし子さんは、女性器がわいせつと言われていることに怒りを感じて、2012年ごろから女性器をモチーフにした作品を制作しています。こうした作品は、さまざまなメディアでアートとして取り扱われていました。

海外メディアからも表現者、アーティストとして注目され、本人もやる気になっていた。そんな矢先の出来事でした」

●「自称芸術家なんてひどい」

「それなのに、メディアでは『自称芸術家』などと報道され、公表していなかった本名や年齢を公開され、警察署に入る際の映像を放映されるなど、『おかしな人扱い』をされています。これはひどい扱いだと思います。

いま、ろくでなし子さんとは連絡がとれない状況ですが、弁護士の方が早期釈放に向けて動いてくださっているようです。

今回送信されたと言われているデータがどんなものなのか、私は直接見ていませんが、本人は芸術活動の一環として行っていたことです。私は、ろくでなし子さんの立場を支持したいと思っています」

(弁護士ドットコムニュース)

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