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「アメリカは必ずまた侵略戦争をする」小林よしのり氏が「対米追従型」安保法制を批判
漫画家の小林よしのりさん

「アメリカは必ずまた侵略戦争をする」小林よしのり氏が「対米追従型」安保法制を批判

漫画家の小林よしのりさんが8月10日、東京・有楽町の外国特派員協会で講演し、安保法案を「立憲主義に反する」と批判し、「アメリカの侵略戦争に巻き込まれてはならない」と訴えた。

いま国会で審議中の安保法案について、小林さんは「アメリカの戦争に付いていくためだけの法案」とバッサリ。「日本は侵略戦争は二度としない」「日本という国が、二度と侵略戦争に巻き込まれないため、安保法制には反対しなければなりません」と強調した。

【動画】小林よしのりさん講演

https://www.youtube.com/watch?v=X-VCmodDssw

●ベトナム、アフガン、イラクで戦争を繰り返したアメリカ

小林さんは、アメリカが第二次大戦後、ベトナムやアフガニスタン、イラクなどで戦争を繰り返してきた歴史に触れ、「アメリカは今後も必ず、侵略戦争をします」と断言した。

小林さんは「イラク戦争は侵略戦争だった」と指摘し、「アメリカは、今はイラク戦争で懲りている。だから、今後10年で軍縮して、軍縮した部分を日本の戦力で補填しようとしているわけです」と現状を分析した。

しかし、「アメリカという国は、必ずまた戦争をしますよ。アメリカには軍産複合体の問題もあって、古くなった兵器は在庫一掃しなければならない。こんな危険な国はないんですよ」と警鐘を鳴らした。

さらに「安倍首相、自民党は、アメリカが次の侵略戦争を始めたときに、付いていかなければいけないと思っています」と分析したうえで、侵略戦争を放棄している日本としては「この戦争は防衛戦争だから行う、この戦争は侵略戦争だからダメだと、ハッキリ言えなければなりません」と強調していた。

また、安倍首相などが唱えている「中国脅威論」については、「立憲主義と中国の脅威を天秤にかけて、立憲主義を崩壊させなければいけないほど、中国の脅威が迫っているのでしょうか。憲法改正は1〜2年でできます。その1〜2年の間に、中国が日本を侵略してくるでしょうか?」と疑問を呈していた。

(弁護士ドットコムニュース)

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