身長197センチの「プロバスケ弁護士」 法廷とバスケの「2つのコート」に挑む

飯島俊弁護士
2015年01月02日 11時30分
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身長197センチ、日本一背の高い弁護士といっても過言ではないだろう。横浜西口法律事務所の飯島俊弁護士は、弁護士業務のかたわら、2014年から3人制プロバスケットボールリーグ「3×3 PREMIER.EXE」で選手として活躍している。「プロバスケ弁護士」として、バスケと法律の2つの「コート」での活躍を目指している。(取材・構成/重野真)

●弁護士業務のかたわら、深夜の公園でシュート練習

「3×3PREMIER.EXE」は、JBA(日本バスケットボール協会)が公認する3人制バスケットのプロリーグ。横15m、縦11mのコートで、10分間1ピリオドの激闘を繰り広げる。飯島弁護士はSUNS.EXEというチームに所属し、7月〜9月のプレーシーズンを戦い抜いた。

「身長が高かったこともあり、バスケは中学時代からやっていました。2年ほど前から3on3を始め、2014年に新しく3×3PREMIER.EXEというリーグが発足するにあたり、ドラフトで指名されました」

197センチというのは、リーグ内でもトップクラスの高身長。その身長を活かしたシュートが得意だ。PREMIER.EXEの試合は2週間に1回で、休日に行なわれる。仕事とかぶることはないが、シーズン中を含め、毎日の練習は欠かさない。

仕事が早く終わった日は、知り合いのチームの練習に参加して体育館で練習ができる。だが、仕事で遅くなってしまった日は、体育館での練習はできないため、公園で練習しているという。

「真夜中でもドリブルやシュートができる公園があるんです。ちょっとした灯りを頼りに、1時間は練習をしてしまいますね。そのあとでウェイトトレーニングをする日もあるので、日々くたくたです」

頭をフル回転させる「弁護士業務」と、体力を極限まで使う「スポーツ選手」の両立は大変そうだが、飯島弁護士は逆に調子がいいという。

「弁護士業務の気分転換に良いんです。趣味を持つことで、仕事がはかどるんです」

●バスケ選手を支え、スポーツ代理人を目指す

弁護士業務は何でも扱うが、比較的多いのが遺言・相続だ。NPO法人遺言相続リーガルネットワークに所属し、遺言に関する講演を行なっている。

「最近は、団塊の世代で遺言書の作成が増えています。自分の意思をはっきりと残したいと考えているようです」

子供たちが遺産で喧嘩しないようにというよりは、分割の方法をきちんと伝えることで、スムーズにしてほしいと願っている。特に家屋は、そのまま相続するか、売却益を分配するのかを指示してもらえると、遺族は気兼ねなく相続ができる。飯島弁護士は「本人が一番望むことは何か」を常に考えながら、業務を遂行しているという。

自身がプロ選手となることで、プロバスケット選手の知り合いが格段に増えた。そこで目の当たりにしたのは、「選手の地位」がまだ確立されていない現状だ。5人制のバスケットであっても、リーグやチームは金銭的な余裕がない。報酬の遅配や選手契約の不履行なども起きることがあるという。

「バスケットボールは野球と違って年俸も低く、代理人はまだ必要ありません。ただ、自分の知識で仲間を助けられたらという思いがあります」

自ら当事者のプロスポーツ選手として現状を見ているだけに、その思いは熱い。まずはバスケ選手を支えながら、将来的にはリーグやチームの運営に関わったり、選手のスポーツ代理人としての仕事に関わったりすることを目指している。

(弁護士ドットコムニュース)

取材協力弁護士

飯島 俊弁護士

飯島 俊(いいじま・たかし)弁護士

平成14年神奈川大学法学部卒業、平成18年青山学院大学法科大学院卒業。
平成19年に司法研修所修了(新60期)後、横浜弁護士会に登録。
平成26年6月から3x3 PREMIER.EXEのチーム「SUNS.EXE(サンズドットエグゼ)」に所属。

事務所名:横浜西口法律事務所

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