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すき家「ワンオペ」廃止で収支悪化、ゼンショーHD「赤字」が6倍に拡大
深夜「ワンオペ」の廃止で「すき家」の業績は大幅に悪化する見込みだ

すき家「ワンオペ」廃止で収支悪化、ゼンショーHD「赤字」が6倍に拡大

牛丼チェーン「すき家」などを運営するゼンショーホールディングスは11月10日、今期(2015年3月期)の連結業績予想を大幅に下方修正した。今年8月の発表では、通期の最終赤字を13億円と見込んでいたが、約6倍の75億円に拡大する見通しとなった。

労働環境が社会的な問題となったすき家では10月1日から、「過酷すぎる」と批判された深夜時間帯の1人勤務(ワンオペ)を廃止して、2人以上の複数勤務体制にした。2人以上の勤務に移行できなかった店舗は一時休業に追い込まれ、収支が悪化した。

通期の売上高予想は8月に発表した5250億円から158億円減の5092億円となった。営業利益の見通しは、80億円の黒字から、一転して17億円の赤字となった。株式の年間配当は無配に転落する見通しだ。

このような事態を招いた経営責任を明確にするため、2014年12月から2015年5月まで、小川賢太郎会長の報酬を月額30%減額するとともに、その他の取締役の報酬も月額で10%減額する。

(弁護士ドットコムニュース)

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