弁護士ドットコム - 無料法律相談や弁護士、法律事務所の検索

法律

学校がPTAは任意団体であることを告げずにPTA会費を徴収するのは合法ですか?

小中学校がPTAが任意団体であることを告げずに父兄から会費を徴収することは法律違反にはならないのでしょうか?

1)入学案内に諸経費として給食費などと共にPTA会費が記載されているが、PTAが任意参加の団体である
  ことは一切記載されていない。
2)給食費に関しては巻末に申込書がつけられているが、PTAに関しては申込書等は無く、
  入学後にも入会申し込みのようなものは一切行われない。
3)5月ごろ総会が行われ、PTA会員宛に委任状が配布される。
 (ここで委任状を提出してしまうと入会したとみなされるのかもしれない)
 (ただし、これ以前にPTAが任意参加の団体であるという文書が配布されていないので無効と思われる)

これに対して学校側は、「入学式の際にPTA会長がPTAは任意団体であるということを口頭で言えば問題ない」という回答でした。
文書で誤解を招いているのであるから、きちんと文書で知らせる必要があると言ったのですが、口頭で言っているので問題ないというだけで、問題を提起してから4年以上になりますが、文書での告知は一切ありません。

さいたま市の教育委員会にも問い合わせてみたところ、返答は担当者が変わるたびにまちまちで以下のようなものでした。
・学校側には「PTAはあくまでも任意団体であり学校の組織だと誤解を招かないようにしなければならない」という文書を流してある。(他の担当者はそのような文書は知らないと回答)
・学校側には電話で注意しておきました。(毎回この対応のみで、全く改善されない)
・PTAは子供のためにお金を利用しているので、どのようにお金を集めても問題ない。

特に最後の回答は公務員としての資質・倫理を疑うものでした。

PTAがどのような活動をしているかが問題ではなく、「学校が義務的な必要経費であるかのように見せかけて、外部の任意参加団体の会費を徴収する」ということが問題なのではないでしょうか。(あるいは法律にふれるのではないでしょうか)

また、このことについては、4年程前から学校と教育委員会に相談しているのですが、組織内ではこのような問題について記録や引継ぎが行われていないらしく、年度がが変わって担当者が変わるたびに最初から全て説明しなければならず、回答も上記のような回答を繰り返しするだけで、問題の改善は一切行われていないのが現状です。
PTAが,強制加入団体であると積極的に誤解させる文言や表現を用いて錯誤に陥らせる場合(作為)ではなく,一般的に誤解する方がいるので,その誤解を解く必要があるのではないかとのことのようです。

後者の不作為の場合でも,誤解を解く義務があると認められる場合には,詐欺と認められる場合があります。
但し,仮に,「PTAは強制加入団体である」という誤解を解く義務が認められる場合でも,その義務の履行を文書で行う必要はありません。文書で誤解を招いている場合でも同様です。

そもそも,PTAは強制加入団体ではないということを明示すべき義務があるかどうかの点で疑問がありますが,あるとしても,「入学式の際にPTA会長がPTAは任意団体であるということを口頭で言えば問題ない」という学校側の説明は正当なものと考えられます。
ご回答ありがとうございます。

誤解を招いている場合でも、積極的に誤解させていたり、誤解を解く義務があると認められない場合には、特に問題は無いということですね。

学校側も、父兄に誤解を与えていると知っていながら、誤解を与える内容のままPTA会費の回収を代行していても法的には問題無いということですか。

「PTAが強制加入団体である」と誤解して会費を支払っていた場合でも、勝手に誤解していただけなので返還を請求しても認められないということですね。

民間企業で働く者としては「お客様に誤解を与えないように」ということを常に考えております。

子供を預けている学校が、「誤解を与えていたとしても、あなた方が勝手に誤解しているだけだから、私には何の責任もない」という考えでいるというのは残念でなりません。

PTAが本当に立派な活動をしているのであれば、任意団体であることを公言しても、参加する人は大勢いると思います。

法的には問題が無いということで、そこをうやむやにしながら活動を続けていくのでは、PTAにも学校にも不信感が募るばかりではないでしょうか。

とはいえ、丁寧なご回答を頂きありがとうございました。大変勉強になりました。
お客様に誤解を与えないように、と言いますが、
PTAは学校の組織ではありませんし、活動は学校がしている教育ではないことは、常識であり、サービスを受けるお客ではありません。会費も学校の経費でないことは常識です。「学校が義務的な必要経費であるかのように見せかけて、外部の任意参加団体の会費を徴収する」ということが問題なのではないでしょうか。(あるいは法律にふれるのではないでしょうか

まず、PTAが任意団体ということは、規約も自主的に決めたもので、総会などがされ、運営する役員も公務員でないなどからです。常識的な事実という面があります。PTAは学校に会費の徴収を委託すること、学校がこれを了承することは法的に問題がありません。PTAは、任意団体ということを知らせる義務はあるでしょう。しかしその方法は問われません。周知が不徹底というのは、PTAに言うべきことです。
支払うことにより加入を認めたと推定されます。会費の徴収は強制加入でも拒否ができないというわけではありません。強制加入と誤解した場合錯誤無効として、脱退し返金請求できます。そうすると学校が、会費徴収の際、任意団体であることをあらかじめ知らせなかったとしても、損害を被るわけではなく、知らせる義務を認める必要はありません。
ご回答いただき、ありがとうございます。

おっしゃるように、PTAは学校の組織でも、公的な機関でもない外部団体ですので、私が口出しできる権利は無いと認識しております。

しかしながら、公立の学校の行為については、市民に誤解を与えるような行為は無くしてほしいという考えから意見を述べさせていただきました。

今回の件はPTA側の問題ではなく、学校が作成し配布している「入学案内」において誤解が生じているので、あくまでも学校側に対して「父兄に対して誤解を与えないようにしてほしい」という意見を述べさせていただいたのです。

「お客様」「サービス」というのは例えであって、どのような職業であれ、どのような立場であれ、相手に誤解を与えないようにする方がよいと思っていたため先のような発言をしたわけです。

しかし、誤解が生じるかどうかは受け手側の解釈にもよるわけで、発言者に全て責任があるわけでは無いのですよね。そして、誤解が生じていると認識した場合でも、誤解を解くか解かないかについても義務があるわけではないのですね。


会費については、入会する意思が無いのであれば支払いを拒否すればよいということ、もし知らずに支払ってしまっていた場合にも返還請求は可能ということ、承知致しました。

ありがとうございました。

椿三十郎さん
2015年01月29日 12時31分

みんなの回答

弁護士A
ありがとう

2015年01月29日 13時35分

椿三十郎 さん (質問者)

2015年01月29日 15時03分

荒川 和美
荒川 和美 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 愛知県4
ありがとう

2015年01月30日 00時54分

椿三十郎 さん (質問者)

2015年01月30日 12時07分

この投稿は、2015年01月29日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

この相談に近い法律相談

  • PTA会費

    子どもの通う小学校のPTA会費より、学校経費と思われる教員研修参加費(出張費は含まれず)、清掃用具、トイレットペーパー、石鹸等の費用の計上。また、「メディア費」と称して親から毎月定額を徴収し、図書購入(23年度約98万円)、ノートパソコン購入。PTA会長の話だと、町に予算がないから仕方がないといいます。予算があればこんな...

  • PTAから学校への寄付について

    自動加入(入学と同時に会員となる)や強制加入のPTAで会費を徴収し、その一部を学校への寄付とした場合、 地方財政法 第四条の五(割当的寄附金等の禁止)  国(国の地方行政機関及び裁判所法 (昭和二十二年法律第五十九号)第二条 に規定する下級裁判所を含む。)は地方公共団体又はその住民に対し、地方公共団体は他の地方公...

  • PTA親睦会費が個人口座に振り込まれます・PTA入退会について

    PTA会費のうち、クラスや部活での懇親会費の一部助成金が役員の個人口座に振り込まれることになりました。 これは法律上、大丈夫なのでしょうか? 皆さんのお金なので学校の口座から出し入れの運用をしたいのですが、無理とのことです。 理由はわかりません。 もう一つの質問があります。 PTAは退会自由とのことですが、学校...

  • PTAについて

    PTAは社会教育法 第三章 社会教育関係団体において 明確な規定は無く、加入義務及び結束義務もない 法的根拠もなく、任意にも関わらず強制にするのは違法であるのではないでしょうか?

  • 成人男性と女子小中学生の猥談、何らかの法律に触れる?

    成人男性が女子小中学生と性行為等についての猥談をメールやチャット、電話などでした場合、何らかの法律に触れますか?

法律相談を検索する

弁護士に依頼することを検討中の方はこちら

複数の弁護士にまとめて見積り依頼
費用対処方針比べて選ぶことができます。

  • 弁護士費用がいくらかかるか知りたい
  • 弁護士の選び方がわからない
  • 弁護士が何をしてくれるか知りたい
一括見積りをはじめる無料

依頼前に知っておきたい弁護士知識

弁護士を探す

よく見られているキーワード一覧

最近検索されたキーワード

法律相談を検索する

新しく相談する無料

関連カテゴリから解決方法を探す

弁護士に見積り依頼をする

複数の弁護士にまとめて見積り依頼

  • 最短3分で依頼完了
  • 依頼内容は非公開
  • 分野に詳しい弁護士から見積り依頼が届く
一括見積りをはじめる無料

依頼前に知っておきたい弁護士知識

民事・その他のニュース

  1. 保育所格差、「認可外」の質をどう向上させる...
  2. 国会に提出された「共謀罪」法案「問題点、解...
  3. カナダで公共プール調査「おしっこ75リットル...
  4. 原告側「夫は仕事、妻は家庭」の肯定だと批判...
  5. 視覚敏感な「ろうあ」従業員、上司にブライン...
  6. 日産・ゴーン氏が退任、「代表権ある会長」...
  7. 小6いじめ自殺訴訟和解、7年目で全裁判終了…...

活躍中の弁護士ランキング

総合ランキング

イチオシの弁護士

をお選びください。

弁護士回答の中から一番納得した回答に、「ベストアンサーに選ぶ」をつけることで、
回答した弁護士に最も高い評価を与えることができます。

ベストアンサー以外にも「ありがとう」をつけることができます(複数可)。弁護士へのお礼も兼ねて投票へのご協力をお願いいたします。

※万が一、納得のいく回答がない場合は、「ベストアンサーを選ぶ」をつけずに、投票を終了することもできます。