
依頼者からの「ありがとう」を力に、債務整理と交通事故に注力「依頼者が生活や人生を立て直す手伝いを」
相談内容を整理できていない依頼者からも、丁寧にヒアリング
――弁護士を目指したきっかけは?
正直に言えば、昔からずっと「弁護士になりたい」と考えていたわけではないんです。どんな道に進むにせよ「つぶしが利く」と思い法学部に進学しましたが、その段階でも弁護士を目指していたわけではありませんでした。
大学時代は、部活動やサークルには入りませんでしたが、友達とよく遊びに行ったり、飲みに行ったりしていましたね。あとは、個別指導塾の講師として、中学生や高校生に勉強を教えていました。子どもに勉強を教えるのが得意だったんです。そんな風に大学生活を楽しんでいたので、正直、大学生の頃は司法試験の勉強をほとんどしていませんでした。
真剣に司法試験の勉強に取り組んだのは、法科大学院に進学してからです。法科大学院は授業がみっちりあって大変でしたが、授業がない木曜日に仲間とする麻雀を楽しみに勉強に励んでいました。法科大学院を卒業した後は、塾講師もやめて猛勉強し、3年目で司法試験に合格することができました。
――注力している分野と、その理由を教えてください。
債務整理と交通事故に注力しています。依頼者の生活や人生を立て直す手伝いができる点にやりがいを感じるからです。
とはいえ、今は特定の分野だけでなく「様々な案件を受けて、経験値を増やしていきたい」という思いでいます。その中で、自分が弁護士として突き詰めていきたいと感じる分野を見つけることができたら、集中して取り組んでいきたいと考えています。
――仕事をする上で心がけていることは何ですか?
なるべく時間をとって依頼者の話を聞くようにしています。依頼者の中には、相談内容についてうまく話せない、相談内容を整理しきれていない方もいます。そういう方も安心して話せるように、私から適宜質問を投げかけたり、時系列の整理したりして、丁寧にヒアリングすることを心がけています。
――関わった案件で印象的なエピソードはありますか。
初めて裁判を担当した事件は印象に残っています。貸金の返還を求める裁判で、私は借り主の依頼を受けていました。
自分なりに精一杯の準備をして裁判に臨みましたが、最終的には和解ということになり、依頼者は借りたお金の元本を分割で返済していくことになりました。依頼者にとっては「負け」に近い結果です。
でもは、依頼者は、「先生はよくやってくれました。私は満足しています」と言葉をかけてくれました。それがとてもうれしくて非常に印象に残っていますね。
――休日の過ごし方や趣味について聞かせてもらえますか。
大学生の頃とほとんど変わっていないですね。基本的に、家で過ごしています。夜は友達と飲みに行ったりしていますね。
趣味としては、よく読書をしています。以前は小説ばかり読んでいたのですが、最近は仕事に役立つような実用書を読みますね。
あとは、麻雀のテレビ番組も好きでよく見ています。麻雀はスマホアプリもありますが、やっぱりお店で、みんなで会話をしながら牌を触ってやるのがいいですね。
「さまざまな分野の案件を対応できるように」
――これからの展望を教えてください。
いろいろな分野の事件に、積極的にチャレンジしていきたいと思っていますね。知らない分野があると、どうしても不安に感じてしまうので。様々な分野の事件を、最初から最後まで、しっかりと一人で担当できるようになりたいですね。
一つの分野を突き詰めていくというより、幅広く、いろいろな分野に対応できる弁護士になりたいです。
――法律トラブルを抱えて悩んでいる方に、メッセージをお願いします。
まずはひとりで抱え込まず、周りの友人や家族、知人に相談してみてください。そのうえで、弁護士に相談するといいと思います。
弁護士によって考え方や意見が違うので、できれば複数の事務所の法律相談に行ってみてください。そうするうちに、「こういう風に解決したい」という、あなた自身のビジョンが見えてくるはずです。それとマッチする意見を持つ、いわゆる「相性が合う」弁護士を選択することが、非常に大切だと思います。
私自身、相談者から「とても話しやすいです」と言っていただけることがあります。「弁護士って怖そう」と不安な方は、ぜひ相談に来てください。老若男女問わずお待ちしています。