【インタビュー】
事務所のみなさまにお話を伺いました

規模を生かした組織の知恵

「三人寄れば文殊の知恵」。どんなに優秀な人がたった一人で考えたアイデアより、複数人の知恵を持ち寄ることで、よりよい解決策が見えてくる。それが大きな組織の強みだと考えています。
弁護士19名、スタッフ20数名が所属する当事務所は、広島では最大級の規模です。複雑な問題を抱える案件については、直接の担当者とともに複数人の弁護士やスタッフがチェックをする体制をとっています。

「相続チーム」があなたの相続を徹底サポート

19名いる弁護士それぞれの得意分野を生かして、「事故チーム」「企業チーム」などのチームを結成しました。「相続チーム」もその一つです。
事例を持ち寄って月に一度勉強会を開催したり、ホームページや地域情報誌に寄稿したり、ショッピングセンターで相続の相談会を行ったり。相続に関する知識・経験・ノウハウを蓄積し、共有することで、研鑽を積んでいます。

必要な専門家へ、しっかり橋渡しを

相続アドバイザーのみなさまにもお話を伺いました

「相続アドバイザー」とは、「NPO法人相続アドバイザー協議会」が認定する民間資格で、主に相続にかかわる専門家のコーディネートを行います。「相続チーム」には、この相続アドバイザーが3名参加しています。
たとえば、複数の相続人でひとつの土地を相続することになったとします。税理士に相談すると「土地を分けると節税対策になる」と言われるかもしれません。そこで土地を分けて相続したあと、土地を売りたいと考えるようになったとき、不動産鑑定士に相談すると「土地を分けたから価値が下がった」と言われてしまうことがあるのです。

これは一例ですが、相続は、さまざまな要素が複雑にからみ合っていることが多くあります。土地、家屋、現金、株……どこへ、誰に相談したらいいのかわからない。そんなときは、まず相続アドバイザーにご連絡ください。
問題をひもとき、税理士・司法書士・不動産鑑定士・宅地建物取引士など、必要な専門家との橋渡しをすることで、問題解決を総合的にサポートします。

迷ったら、まずは相続アドバイザーへ

いきなり弁護士に相談するのはちょっと……という方も、ご安心ください。お問い合わせいただいたとき、弁護士への依頼を決めかねている場合は、相続アドバイザーが対応します。
誰しも、最初から物事を整理して話すことは難しいものです。まずは相続アドバイザーとお話しすることで、頭がクリアになるかもしれません。ご希望があれば、専門家をご紹介後、面談の場に同席することも可能です。

近年では、テレビやインターネットでも相続に関する情報はあふれていますが、情報を誤って受け取ってしまう人も少なくありません。法律相談をするほどでもないけれど、聞きたいことがある。そんなときも、ぜひ相続アドバイザーをご活用ください。

「勝率3％からの逆転劇」

当事務所は、規模が大きいからこそ、広島のみなさまにとっての「駆け込み寺」としての役割を担っていると感じています。

以前、いろいろな法律事務所へ相談したけれど、すべて断られてようやく当事務所にいらっしゃったお客様がいました。子どものいないご夫婦で経営されていた会社の相続についてのご相談でした。亡くなった旦那さん一族が創業家で、兄弟姉妹みんなで作り上げてきた会社です。しかし、遺言書も何もなく、このままでは奥さんが会社の株式のほとんどを相続することになり、創業家が経営から追い出されてしまうという事態でした。
勝率は3％。ありとあらゆる手を尽くし、約5年をかけてようやく創業家が会社を取り戻すことができました。

法律へのチャレンジ

打つ手がないと思われる案件ほど、ファイトがわいてくるんですね。裁判官も人間だし、法律も解釈次第でどちらの味方にもなりますから。法律で難しいことがあっても、そこからが本当の勝負だと思っています。
お客様の悩みに寄り添い、期待にこたえるために全力を尽くす。それが弁護士たる者の気概ですね。

広島のみなさまに「しあわせな相続」を

2019年2月に、相続のポイントをまとめた『相続・遺言のポイント５５』（南々社）を出版しました。同書は、2016年に出版した『相続・遺言のポイント５０』（南々社）を2018年7月の相続法の大改正（すでに一部施行。2020年7月までに完全施行）にあわせて改訂したものです。
みなさまにもっと相続のことを知ってほしい。「知っていればこんなことにはならなかったのに」という後悔を少しでも減らしていただけるように、思いを込めました。

人は必ず死を迎える以上、相続は誰にとっても起こる「自分事」です。
弁護士による無料相談会、相続アドバイザーによるセミナーなども定期的に開催していますので、お気軽にお越しください。