

小堀 秀行
弁護士法人兼六法律事務所白山事務所
石川県 白山市殿町48弁護士の仕事は、安心と納得を提供することと考えています
弁護士法人兼六法律事務所は「法的サービスの提供を通じて社会を幸福にします」を事務所理念としています。
第1は依頼者の幸福です。
トラブルに巻き込まれて不幸を背負い込んだ方に、私たちは安心と納得をお届け致します。
トラブル自体の不安もありますが、弁護士に依頼すること自体が不安なものです。
弁護士の報酬も不安です。
法律相談では、まず詳しくお話しをお聞きした上で解決策を提示し、報酬なども詳しく説明致します。
また、依頼を受けた案件については十分に打ち合わせをし、進行状況も逐一報告いたします。
そして、依頼者の方が「なるほど」と納得できる解決を目指します。
第2は,事件の相手方も幸福にしたいということです。
私たちは「結果さえ勝ち取ればよい」という考え方には立ちません。
正当な方法により、依頼者の正当な利益を守ります。
このことは同時に相手方に正当な負担をしてもらうことになりますが、裏返せば相手方の正当な利益を守るということです。
依頼者と相手方の人間関係が将来も継続することは少なくありませんので、相手方にも納得してもらえるよう努力をします。
第3は、社会全体の幸福です。
私たちは、弁護士会を始め国や自治体など様々な公務に就いておりますし、個人的にも多くの公益活動に従事しています。
そのような活動を通じて1人でも多くの人が幸福になれるよう力を尽くしたいと考えています。
私たちは、気軽に何でも相談できる弁護士、法律事務所を目指しています。
交通事故、医療過誤、消費者被害(先物取引・証券取引など)、自己破産、債務整理、企業再生、離婚、遺産分割、遺言、刑事弁護など、8名の弁護士が誠心誠意、相談に応じます。
ホームページに取り扱い分野や弁護士報酬などを掲載していますが、ご不明な点があれば、気軽に電話かメールでお問い合わせ下さい。
皆さんの安心と納得のために、お役に立ちたいと思っていますので、困られたこと、悩んでおられることがありましたら、早めに相談して下さい。



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※弁護士への営業・勧誘などのお問い合わせは固くお断りしております。
インタビュー
小堀 秀行 弁護士 インタビュー

弁護士を目指したきっかけ
高邁な理想があって司法試験を受験したわけではありません。大学で法律の面白みを感じて司法試験を受けることにしました。
今までの経験と現在の仕事内容
倒産処理事件、医療過誤事件(患者側)、行政訴訟(行政側)が多いです。
とは言っても、私は田舎の弁護士ですから、専門があるわけではなく、なんでもやります。国選弁護も離婚も遺産相続も全部やります。そうした中でも、どちらかというと多いのが上記の3つの事件になります。
倒産処理の事件は、破綻した会社からの相談が多いです。なんとか会社を再生させたいのはどの会社も考えることです。破産処理は難しくないのでどんな弁護士でもできます。しかし、会社を再生させるのは簡単にはできません。普通の弁護士がマニュアルに従ってできる分野ではありません。そういった分野で、面白み・やりがいがあります。
倒産事件は3年ほどロースクールで教えていたこともありました。倒産事件の特殊な処理については、結構弁護士も知らないことが多く、下手な処理をしている人が多くいます。専門的な弁護士に相談するのと、そうでないのでは結論がまるっきり逆になることがあります。
倒産会社から回収をしたいという債権者に対して、「全然取れません」と別の弁護士が回答していました。しかし、法律を使って何千万円も回収できたこともあります。こうしたことはかなり専門的な知識が必要になりますから、破産法や民事再生法をしっかりと勉強しなくてはなりません。
医療事件は難しいと言われますが、難しいからこそやりがいもあります。事件としては、患者側がほとんどです。専門家である医師や病院を相手とするときに、患者側は知識量などで不利と言われることがありますが、私はそうは思いません。判断をするのは医者ではなく裁判官です。裁判官は弁護士と同じ法律家なので、私がわかることは裁判官もわかります。逆に私がわからない専門的なことは裁判官もわかりません。
そういった目で、事件を見ていくと必ず道は開けてきます。そのように取り組み、依頼者からまた新たな依頼者の紹介があったりして、事件が増えていきました。先ほども述べましたが、医療事件は難しい分野です。証拠が偏在していて、向こう側に全部あります。また、医療は日々進化していくので、医療水準論なども常に問題となりますから、勉強は欠かせません。
行政訴訟は元々どちら側というわけではなかったのですが、いつのころからか県など行政側から多くの依頼がくるようになりました。行政側の弁護士はけしからん、権力と闘うのが弁護士だ、と言う人もいますが、本来あるべき権利を実現するのが弁護士の役割です。どちら側であっても真実を曲げることは我々のやることではありません。正しいところに光を当てて、解決に持っていくのが弁護士の仕事です。
弁護士としての信条・ポリシー
弁護士は何を売るのか。依頼者は何を買いに来ているのか。サービスを売るな。価値を売れ。
これは弁護士に限った話ではありません。例えばメーカーでは、「缶ジュース」「クッション」といったように物を作って売っていると言います。これからは、単純に「物を売る」と考えている会社は伸びていかないでしょう。物やサービスを売るのではなく、価値を売らなければなりません。
では、何が価値か。何を売るのでしょうか。それは、逆に言えばお客さんは何を買いにくるかということになります。多くの弁護士はそこに目が向いていません。弁護士にとってのお客さん=依頼者は2つのものを求めています。安心と納得です。依頼者は不安で一杯なので、安心したいと思っています。また、不合理な事態に遭遇して腹を立てています。納得のできる解決を求めているのです。
弁護士は安心を売らなければいけないのですが、実は依頼者にとって弁護士に相談に行くこと自体が不安なのです。自分の抱えている問題も不安ですが、それ以上に弁護士に相談すること自体が不安で、相談に行くことができません。弁護士は敷居が高いとよく言われますが、安心を売らなければならないのに不安を相手に与えているのです。
やがてトラブルが深刻化して、ものすごく大きな不安になります。多くの相談者はその段階で初めて相談に行きます。弁護士は話を聞いて「どうして今頃きたのか、もっと早くこなければだめだろう」と言います。こんな悲劇がどれだけあるか分かりません。安心を売るためには、弁護士に相談することの不安をどうすればなくせるのかということを考えなくてはなりません。
それでは、実際に弁護士に依頼したら安心するのかというと、依頼者にとっては新たな不安が出てきます。「弁護士に頼んだけれども,きちんとやってくれるだろうか」「高い金を払ったが、大丈夫だろうか」など、依頼者に不安を与え続けています。裁判があった日に弁護士から連絡がない場合、さらに不安を与えます。
弁護士からすると、何十件もあるうちの一つの事件なのですが、依頼者にとっては一生に一度のことです。頭の中は裁判のことで一杯という状態です。「今日の裁判はどうなったのだろうか。何も連絡が来ないけれど、悪い方向に進んでいるのではなかろうか」など不安が尽きません。裁判が終わればすぐに電話をして、その日の結果を報告することが安心を与えることにつながります。
また、弁護士の事務所は書類が山積みになっていることが少なくありません。忙しさを誇示し、山積みになった書類を誇りにさえ思っている人があります。しかし、依頼者がそれを見ると「私が預けた書類は大丈夫だろうか。どこかに紛れ込んでしまわないだろうか」と心配になってしまいます。このように弁護士は依頼者が安心を求めているのに不安ばかりを与えてしまっています。
私の事務所では、情報提供に力を入れています。依頼者は料金を一番心配に思っています。ですので、料金についてはホームページにもハッキリ書いています。また、弁護士がどんな人か知りたい、顔が見たいという要望が強いので、事務所のホームページには弁護士全員の顔写真を載せています。顔を見ればだいたいどんな人かわかります。
また、これまでの経歴や講演録を公開し、弁護士の人となりをできるだけ提供し、依頼者の不安を取り除くことを意識しています。受任した際には、電話報告と書面での報告を両方するようにしています。
そして、不安を取り除くことと同時に、依頼者の納得も大切なことです。納得が得られないと裁判に勝ってさえ腹を立てる人もあります。逆に納得していれば負けても感謝されます。依頼者の納得のためには打ち合わせが一番大切になります。打ち合わせは私にとっては舞台・ステージです。
普通は裁判所の法廷が弁護士にとっての舞台であり、打ち合わせは舞台裏・楽屋と考える人が多いと思います。しかし、一番大事なのは依頼者の納得です。その一番大切な依頼者との打ち合わせが一番の舞台になります。法廷は大道具です。この発想を取り違えてはいけません。そこが間違ってしますと依頼者に納得してもらうことはできません。
また、仕事が増えてくるとどうしても忙しくなりますから、打ち合わせで依頼者に同じことを質問して信頼を失うこともあります。ですので、依頼者と打ち合わせしたことはしっかりと記録を残し、打ち合わせ前には準備をして打ち合わせに望みます。そうしたことの積み重ねが納得を得るためには必要です。
関心のある分野
弁護士にとっての顧客満足。
最近、弁護士会に相談にくる人が減り、弁護士会でも問題になっています。それに対して、どうしたらいいかということで、テレビ広告などをやろうという議論もあります。私は広告だけでは問題の解決にならないと思います。
弁護士は喩えて言うならば、長い伝統がある格式高い高級料亭です。値段は高いのですが、肝心の料理の味がよくありません。そのためお客さんは年々減っています。そうした状況で料亭の親父が客を増やすためにテレビCMをやろうとしているようなものです。まず、お客さんが求めている美味しい料理を出さなければいけません。
お客さんは100点を期待してきます。しかし、それに対して弁護士が100点を提供してもお客さんは満足しません。実際に感じた値から、初めの期待値を引いたものが満足度です。100点を期待して、結果として100点を感じたのであれば,100-100で0点になってしまいます。
期待した価値と実際に感じた価値の差で満足は決まります。私は100点を求めていたお客さんに150点、200点を感じてほしいと思っています。
示談交渉や裁判では、請求した金額以上の結果が得られることはありません。1000万円を請求して900万円を回収したということがほとんどです。そうすると常に顧客満足は得られないということになってしまいます。顧客要求事項を金額ととらえるか納得ととらえるかがポイントです。これが、私の関心のあるところです。
今後の弁護士業界の動向
現状のままであれば、未来はないと思います。弁護士業界の問題点に気づく弁護士が増えれば変わっていきます。他の業界と違い、時代からは相当遅れており、未だに昭和の時代にいるようですが、いずれ必ず変わっていくと思います。お客さんの満足を得られる事務所は残るし、そうでない事務所はなくなります。
(2012年12月インタビュー実施)
取扱分野
-
借金・債務整理
依頼内容
- 自己破産
- 過払い金請求
- ヤミ金対応
- 任意整理
- 個人再生
-
交通事故
事件内容
- 死亡事故
- 物損事故
- 人身事故
争点
- 後遺障害等級認定
- 過失割合
- 慰謝料・損害賠償
-
離婚・男女問題
原因
- 不倫・浮気
- 別居
- 性格の不一致
- DV・暴力
- セックスレス
- モラハラ
- 生活費を入れない
- 借金・浪費
- 飲酒・アルコール中毒
- 親族関係
請求内容
- 財産分与
- 養育費
- 親権
- 婚姻費用
- 慰謝料
- 離婚請求
- 離婚回避
- 面会交流
-
遺産相続
請求内容
- 遺言
- 相続放棄
- 相続人調査
- 遺産分割
- 遺留分侵害額請求(遺留分減殺請求)
- 相続登記・名義変更
- 成年後見
- 財産目録・調査
-
労働問題
原因
- パワハラ・セクハラ
- 給料・残業代請求
- 労働条件・人事異動
- 不当解雇
- 労災認定
-
債権回収
-
医療問題
依頼内容
- 医療過誤
- B型肝炎
-
詐欺被害・消費者被害
原因
- 金融・投資詐欺
- 訪問販売
- ワンクリック詐欺・架空請求
- 競馬・情報商材詐欺
- ぼったくり被害
- 霊感商法
- 出会い系詐欺
-
国際・外国人問題
依頼内容
- ビザ・在留資格
- 国際離婚
- 国際相続
- 国際刑事事件
-
インターネット問題
誹謗中傷・風評被害
- 削除請求
- 発信者開示請求
- 損害賠償請求
- 刑事告訴
-
犯罪・刑事事件
タイプ
- 被害者
- 加害者
事件内容
- 少年事件
- 児童買春・児童ポルノ
- 詐欺
- 痴漢
- 盗撮
- 強制性交(強姦)・わいせつ
- 暴行・傷害
- 窃盗・万引き
- 強盗
- 横領
- 交通犯罪
- 覚せい剤・大麻・麻薬
-
不動産・建築
賃貸トラブル
- 賃料・家賃交渉
- 建物明け渡し・立ち退き
- 借地権
売買トラブル
- 欠陥住宅
- 任意売却
近隣トラブル
- 騒音・振動
- 土地の境界線
-
企業法務・顧問弁護士
依頼内容
- M&A・事業承継
- 人事・労務
- 知的財産・特許
- 倒産・事業再生
- 渉外法務
業種別
- エンタテインメント
- 医療・ヘルスケア
- IT・通信
- 金融
- 人材・教育
- 環境・エネルギー
- 運送・貿易
- 飲食・FC関連
- 製造・販売
- 不動産・建設
-
税務訴訟・行政事件
依頼内容
- 税務訴訟
- 行政事件
自己紹介
- 所属弁護士会
- 金沢弁護士会
- 弁護士登録年
- 1988年
経歴・技能
学歴
- 1984年 3月
- 名古屋大学法学部卒業
職歴
- 1988年
- 弁護士登録
- 1992年
- 石川県暴力追放運動推進センター相談員
- 1995年
- 金沢弁護士会副会長
- 1996年
- 金沢弁護士会副会長(2回目)
- 2001年
- 金沢弁護士会副会長(3回目)
- 2003年
- 全国倒産処理弁護士ネットワーク理事
- 2005年
- 医療事故情報センター理事
- 2005年
- 中小企業基盤整備機構アドバイザー
- 2006年
- 石川県収用委員
- 2007年
- 金沢大学法科大学院講師(倒産処理法)
- 2008年
- 金沢簡易裁判所調停委員
- 2009年
- 金沢弁護士会副会長(4回目)
- 2013年
- 全国倒産処理弁護士ネットワーク常務理事
- 2018年
- 金沢弁護士会会長
活動履歴
著書・論文
- 2007年
- 破産実務Q&A150問(共著)
- 2010年
- 通常再生の実務Q&A120問(共著)
所属事務所情報
-
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- 所属事務所
- 弁護士法人兼六法律事務所白山事務所
- 所在地
- 〒924-0885
石川県 白山市殿町48 - 最寄り駅
- 松任駅
- 受付時間
-
- 平日09:30 - 17:00
- 定休日
- 土,日,祝
- 対応地域
-
北陸・甲信越
- 新潟
- 富山
- 石川
- 福井
- 長野
東海
- 岐阜