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名前の読み方「てつわんあとむ」で立候補して話題に…意外と難しくない変更方法
写真はイメージです(Graphs / PIXTA)

名前の読み方「てつわんあとむ」で立候補して話題に…意外と難しくない変更方法

茨城県境町長選が1月30日に告示され、再選を目指す現職の橋本正裕氏(42)と、新人の高嶋勇喜氏(54)の2人が立候補を届け出たのだが、報道された高嶋氏の名前「勇喜」の読み方が「てつわんあとむ」だとして、ネットで「一瞬目を疑った」「こんなの読めんわ」「キラキラな感じ」などと話題になっている。

毎日新聞の報道によると、高嶋氏は名前の読み方を変更したとのことだ。選挙では申請すれば通称使用も認められるため、弁護士ドットコムニュース編集部が通称使用なのかどうか境町選管に問い合わせたところ、名前は通称ではなく本名であり、住民票のふりがなは「てつわんあとむ」になっているという。

弁護士ドットコムニュースでは以前の記事「いじめ、就活…キラキラネームで辛い思いをしたくない! 改名するための手続きまとめ」で、キラキラネームの改名方法についてまとめたが、一般的には、漢字を変えずに、読み方だけを変えることはそれほど難しくはない。

戸籍には、氏名の漢字(文字表記)が記載されており、読み方については記載されていないため、自由に変えることができる。しかし、住民票には読み仮名が記載されている自治体が多いので、市町村役場で「住民票ふりがな修正申出書」を届け出ればいい。あとは銀行や保険、勤務先などの各種変更をすることになる。

この手法は、親に難読のキラキラネームをつけられてしまった場合に、読み方を一般的なものにできるというものだが、今回はその逆バージョンといえる。一方で、漢字を変える場合は、裁判所の許可も必要になるので、なかなか大変な手続きが待っている。

(弁護士ドットコムニュース)

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