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司法試験予備試験444人合格で最多、最低年齢18歳、高校在学中の合格者も
合格者数

司法試験予備試験444人合格で最多、最低年齢18歳、高校在学中の合格者も

法務省は11月9日、法科大学院を修了しなくても司法試験の受験資格が得られる「予備試験」の今年の合格者が444人だったと発表した。前年よりも39人増えて、過去最多を更新した。

受験者数は1万743人(途中欠席78人)で、5月に行われた短答式試験を2299人が合格。7月に行われた論文式試験では469人が合格していた。合格者の最低年齢は18歳で、最高年齢は61歳。合格者の平均年齢は26.9歳だった。18歳は史上最年少合格となる。

職種別では、大学生が214人でトップ、法科大学院生107人、無職66人だった。高校在学中の合格者も1人いた。

ちなみに、弁護士ドットコムニュース編集部が、法務省、最高裁、日弁連に問い合わせたところ、予備試験合格者の場合、司法試験の受験も、司法修習にも年齢と学歴制限がないという。裁判官、検察官、弁護士のいずれになる場合にも年齢と学歴制限はないため、理論上は大学に進学しなくても司法試験に合格すれば、法曹の道に進むことができる。

司法試験は、短答と論文の試験が4日間の日程で一気に行われる一発勝負だが、予備試験は3次試験(短答、論文、口述)まである長丁場の試験だ。金銭上の理由などで法科大学院に進学することが困難な人たちのための救済策として2011年から始まり、今年で7回目。合格者は2018年以降、5年以内で5回まで司法試験を受験することができる。

(弁護士ドットコムニュース)

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