弁護士ドットコム特別企画

特別インタビューvol.1 「一人一票実現国民会議」発起人・共同代表 升永 英俊弁護士 TMI総合法律事務所

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私たちは「裸の王様」だ気づいたからには世の中に伝えるしかない

プロフィール

1942年生まれ。65年に東京大学法学部卒業。銀行勤務を経て東京大学工学部も卒業。73年弁護士に。79年米コロンビア大学ロースクール修了。首都ワシントン弁護士、ニューヨーク州弁護士の資格も取得。青色発行ダイオード訴訟の原告側代理人など特許訴訟や税務訴訟で活躍。TMI総合法律事務所パートナーを務める。

INTERVIEWーインタビューー

「自分が0.5票しか持っていない」と知り、当事者意識が芽生えた

── 升永先生が「一票の格差」を是正し、一票の価値を同等にしようとする「一人一票実現国民会議」の取り組みを始めた経緯を教えてください。

升永私は昨年まで、自分が「清き一票」を持っていると信じていました。20歳から66歳までだから46年間ずっとです。
もちろん、「一票の格差」があることは知っていました。しかし、それはそれとして、自分は「清き一票」を持っていると思い込んでいた。

ところが、昨年5月に友人と話している時、彼が「『2倍』では素人には分からない。『0.5票』と言ってもらえれば分かる」と言った。
「そんなの、同じことだろう。1を2で割れば0.5だ。自分で割り算をやればいいだけじゃないか」と私は友人に言ったのですが、その話が妙に頭に残りましてね。2日間、考えました。考えた末に、これは大変なことだと思った。

「そうか、自分は1票を持っていないのだ。0.5票しか持っていないのか」って。

たとえば、衆院選(小選挙区)で、高知3区を1票とした場合、東京1区は「0.47票」、参院選(選挙区)で、鳥取県を1票とした場合、「0.23票」です。

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