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出会い系サイト 2013年08月22日

出会い系サイトやコミュニティサイトで相手を誘うときに注意する

出会い系サイトやコミュニティサイトで相手を誘うときに注意する

年末年始に独り身であることに寂しさを感じ、コミュニティサイトやSNSで新たな出会いを求める男女は多い。しかし、法律を知らないと意外な落とし穴に落ちてしまう。

どんな行為が禁止されているのか

出会い系サイトを含むコミュニティサイトやSNSではふだんの生活では知り合えないような人とも出会うこともできます。しかし、そこで連絡をとった相手が中学生や高校生の場合には慎重に行動しなければなりません。 18歳未満の者に金銭等の対償を支払ったり支払うことを約束して性交渉等の行為を行うと、「児童買春・児童ポルノ禁止法」(児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護に関する法律)によって処罰されます。 18歳未満の者を相手に性交渉を行っても金銭等の対償を支払ったり支払うことを約束しなければ、児童買春・児童ポルノ禁止法違反にはなりません。

しかし、金銭等の対償を支払ったり支払うことを約束しなくても、18歳未満の者と性交渉に及ぶことは、都道府県が定めている青少年保護育成条例によって禁止されています。18歳未満の者と性行為を行ったとしても「真摯な交際(マジメに男女交際をすること)」であれば罰せられないとする判例もありますが、「真摯な交際」を行っていることの証明は非常に難しいので、18歳未満の者との性行為には及ばないほうが賢明でしょう。

さらに、小学生など13歳未満の者と性交渉などわいせつな行為をした場合、刑法の強姦罪や強制わいせつ罪で処罰されることもあります。相手が性交渉などの行為に同意していたかどうかは関係がなく、相手が13歳未満であると知っていればわいせつな行為をした時点で犯罪になります。 18歳未満の者とわいせつな行為をせず、会うだけであれば犯罪にはなりませんが、疑いを避けるためには、18歳未満の者との交際は避けた方がよいでしょう。

東京都青少年の健全な育成に関する条例

第18条の6(青少年に対する反倫理的な性交等の禁止)

何人も、青少年とみだらな性交又は性交類似行為を行つてはならない。

第24条の3

第18条の6の規定に違反した者は、2年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。

刑法第176条(強制わいせつ)

13歳以上の男女に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、6月以上10年以下の懲役に処する。13歳未満の男女に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。

刑法第177条(強姦)

暴行又は脅迫を用いて13歳以上の女子を姦淫した者は、強姦の罪とし、3年以上の有期懲役に処する。13歳未満の女子を姦淫した者も、同様とする。

!ポイント

18歳未満の者を相手に性交渉などを行うと処罰される。疑いをかけられないように18歳未満の者との交際には慎重になるべきである。

中学生・高校生との出会いを求めるのはご法度

出会いを求める大人の中には、出会い系サイト(利用者が面識のない異性と付き合うためのサービスを提供しているサイト)を利用する人がいます。 しかし、出会い系サイトの掲示板の中で、18歳未満の者に対してお金を払う代わりに自分と付き合ってくれる人を募集したり、18歳未満の者に性交渉の相手となるように求めることは、出会い系サイト規制法で禁止されています。たとえば、「おこづかいが欲しい中学生の女の子を募集します!」という書き込みは、18歳未満の者へ向けたメッセージであることが明らかですから、出会い系サイト規制法に抵触する可能性が高いといえるでしょう。

「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘因する行為の規制等に関する法律」(「出会い系サイト規制法」)

第6条

何人も、インターネット異性紹介事業を利用して、次に掲げる行為(以下「禁止誘引行為」という。)をしてはならない。

一 児童を性交等(性交若しくは性交類似行為をし、又は自己の性的好奇心を満たす目的で、他人の性器等(性器、肛門又は乳首をいう。以下同じ。)を触り、若しくは他人に自己の性器等を触らせることをいう。以下同じ。)の相手方となるように誘引すること。

二 人(児童を除く。第五号において同じ。)を児童との性交等の相手方となるように誘引すること。

三 対償を供与することを示して、児童を異性交際(性交等を除く。次号において同じ。)の相手方となるように誘引すること。

第33条

第六条(第五号を除く。)の規定に違反した者は、100万円以下の罰金に処する。

!ポイント

出会い系サイトで、18歳未満の児童との交際を求めることはご法度である。 なお、出会い系サイト運営業者には利用者が18歳未満でないことの確認が義務付けられているので、本来であれば18歳未満の者は出会い系サイトを利用できないはずである。しかし現実には、18歳未満の者が年齢を偽り、出会い系サイトを利用して犯罪に巻き込まれているという実情がある。

おさらい

出会い系サイト規制法や青少年保護育成条例によって、18歳未満の者は手厚く保護されています。相手が18歳以上であれば交際によって処罰されることはないので、年下の異性と交際する際には相手が18歳以上であることをしっかりと確認することが必要です。

なお、ほとんどの場合は成人男性と18歳未満の女性との関係が問題になるのですが、成人女性が18歳未満との男性と交際した場合にも、ここまで説明してきた法律や条例によって成人女性が処罰され得ることも知っておくとよいでしょう。

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