非正規雇用者が運転中に起こした交通事故による車両修理費の損害賠償請求について

先日、大学の公用車で、車両同士の交通事故(人身)を起こしました。
任意保険により、相手側への補償は済みましたが、私が運転していた公用車には車両保険が掛かっておらず、車両の修理費を誰かが負担しなければならない状況となりました。
そして、その修理費の請求が、私に来る可能性があると言われました。
私が、車両の修理費を支払う必要はあるのでしょうか?
私の監督者である立場の教員や、大学側が補償すべきものなのではないでしょうか?
以下、私の立場と、事故の状況、大学側の説明などを記します。
皆様のご意見をお聞かせ下さい。よろしくお願い致します。

[私の立場]
1.私は大学の教員が研究費を用いて雇っているアルバイトの一員です。
2.大学(教員)の指示により、業務の一環として車両を運転していました。
3.私の仕事は、大学から目的地まで運転し、目的地から大学まで帰ることでした。
4.私の仕事は雑務全般であり、運転手として専門的に雇われた訳ではありません。
5.4のため、交通事故などによる賠償責務の有無などについての契約は交わしていません。
6.安全のため、適宜休憩、昼休憩などは自由に取るように言われていました。
7.当日は車両の使用願などに大学の関係者の印鑑(許可)があり、教員が監督者になっていました。
8.教員は同乗していませんでした。

[事故の状況]
1.事故の直前、スーパーマーケットに立ち寄り、休憩や食料品の購入を行いましたが、
その後、直ぐにコンビニを見つけ、購入したかったものが別にあったため、近くのコンビニに立ち寄ろうとしました。
2.私がコンビニの駐車場に入ろうとした際に起こした右直事故です。私の過失が大きい事故でした。
3.事故が起きたのは業務時間中です。
4.車両の修理費は30~50万円です(未だ過失割合が出ていません)
5.スーパーマーケット、コンビニに立ち寄ったことにより、本来の業務に支障をきたすような状況ではありませんでした。

[大学側の説明]
1.物品の購入などは私的な目的であり、業務のために必要とは言えない。
2.直近でスーパーマーケットに立ち寄っており、その後コンビニへ立ち寄る必要は無いものと思われる。
3.私の雇い主である教員は、自身の研究費から補償する考えを提示しているが、大学側は運転者に対して損害賠償請求をするべきと助言しています。

2013年12月18日 23時17分

みんなの回答

西田 広一
西田 広一 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 大阪府3
ベストアンサー
ありがとう
 今回の事故が業務の過程で起きたものだとすると、労働者が業務の過程で使用者に損害を与えた場合に、労働者がどのように責任を負うかの問題の一つとなります。この場合、故意や重大な過失があるときに限って損害賠償責任の発生を認めたり、仮に損害賠償責任がある場合でも、請求できる賠償額を制限したりすることが判例上認められています(名古屋地判昭和62.7.27大隈鐵工所事件など)。
 大学は、今回の事故が業務の過程で起きたものではないので、そのような制限がされず、従業員に全額請求できるとの主張をしているのでしょう。
 労災の業務起因性における通勤災害の認定が参考になるでしょうが、通勤経路の途中で合理的な経路を逸脱した場合や、通勤とは関係のない行為を行った(中断)場合は、ささいな行為を行うにすぎない場合を除き、その時点で通勤とは認められなくなるものの、逸脱・中断が日常生活上必要な行為で厚生労働省令に定められている行為である場合又はやむをえない事由により行うための最小限度のものである場合は、逸脱・中断の「後」について通勤災害として認められうるとされています。あなたのスーパーやコンビニに寄る行動は、日常生活上必要な行為などにあたるかにより、判断が分かれるのではないかと考えます。

2013年12月19日 06時37分

相談者
判りやすいご回答、ご説明、ありがとうございました。

2013年12月19日 17時17分

この投稿は、2013年12月18日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

この相談に近い法律相談

  • 原付バイクと自動車(企業車)の交差点での交通事故

    原付バイクと自動車(企業車両)との接触事故です。某日、優先道路(国道)のある交差点において、交差する道幅の狭い道路側の道に対向して信号機のある交差点中心部は右折レーンも右折停止線も無いところで、信号が青になった為、対向する自動車よりも先入して原付バイクが右折の準備段階に入っていました、交差点に先入した原付バイクは状...

  • 営業車での複数回にわたる事故、解雇事由となるか

    営業車で1年の間に8回もの単独事故を起こした従業員に対して解雇を行いたいと思っております。 雇用から半年間は、車両の慣れも考慮し2割分の修理費負担をお願いし始末書の提出に留めていましたが、7ヶ月目に2回連続して事故を起こしました。 この時に運転の講習センター受講を命じ尚且つ、室外のみであったドライブレコーダーを...

  • 自動車の作業ミスについて

    ディーラーでの直接購入ではなく業販扱いでの購入でした自動車のクレーム修理においてディーラーでの部品交換時の作業ミス(破損)が発覚しました。 破損個所は重要保安部品であるミッション取り付け部の破損です。 今回修理となりましたが再度作業ミスにより破損し修復歴のつかない形での補修が不能となりました。 これまでも何度か...

  • 安全性を要求される製作物に関して(労働安全衛生法 第42条等他)

    高所作業現場の脇に設置する、墜落防止を目的とした、 昇降台、手摺り付きのプラットホームの様な安全作業台車の製作をお客様から依頼されました。(ワンオフの1品製作物) この案件を進めて行くうちに、墜落防止用の一般に「安全ブロック」と呼ばれる、自動車のシートベルトの様に、落下=早い引きに対してはストッパーが掛かり墜落...

  • 従業員の事故時の補償について

    お弁当宅配の事業主ですが、従業員が事故を起こしてしまいました。 居眠りで側道の木にぶつかったようですが(過労ではありません)、幸い本人及び対人の怪我人はなし。 ただし車は全損となってしまいました。 今回、この全損となった車について買い替え費用を補償してほしいと従業員側からの申し出を受け協議することになりましたので...

法律相談を検索する

弁護士に依頼することを検討中の方はこちら

複数の弁護士にまとめて見積り依頼
費用対処方針比べて選ぶことができます。

  • 弁護士費用がいくらかかるか知りたい
  • 弁護士の選び方がわからない
  • 弁護士が何をしてくれるか知りたい
一括見積りをはじめる無料

依頼前に知っておきたい弁護士知識

詐欺被害・消費者被害に注力する弁護士

法律相談を検索する

新しく相談する無料

関連カテゴリから解決方法を探す

弁護士に見積り依頼をする

複数の弁護士にまとめて見積り依頼

  • 最短3分で依頼完了
  • 依頼内容は非公開
  • 分野に詳しい弁護士から見積り依頼が届く
一括見積りをはじめる無料

依頼前に知っておきたい弁護士知識

消費者被害のニュース

  1. ウガンダ「SNS税」に不満の声「大統領にも政...
  2. GLAY楽曲「無償提供」の誤解…結局、JASRACか...
  3. ヤフオク「転売目的」で入手したチケットの出...
  4. 部活のパワハラで学校や顧問に賠償命令…被害...
  5. 無線LAN「ただ乗り」無罪判決→総務省「違法の...
  6. 「白ナンバー」無許可霊柩車の業者書類送検…...
  7. 結婚相談所「必ずいい相手を紹介する」、解約...

活躍中の弁護士ランキング

詐欺被害・消費者被害の分野

ピックアップ弁護士

をお選びください。

弁護士回答の中から一番納得した回答に、「ベストアンサーに選ぶ」をつけることで、
回答した弁護士に最も高い評価を与えることができます。

ベストアンサー以外にも「ありがとう」をつけることができます(複数可)。弁護士へのお礼も兼ねて投票へのご協力をお願いいたします。

※万が一、納得のいく回答がない場合は、「ベストアンサーを選ぶ」をつけずに、投票を終了することもできます。