飲食店 キャンセル料について

先日結婚式二次会の為に飲食店で3500円✖50名(予定)で予約をしました。
その時、『こちらにサインを』と言われサインし、『こちら注意書きになりますのでご覧下さい』と注意事項が細かく書かれた紙を受け取りました。
その後、二次会出席者の人数が予定以上に多くなり、その飲食店のキャパシティを超える人数になってしまったためやむなくキャンセルを申し出ました。
この時、予約日から一ヶ月前です。
すると飲食店側から、注意事項にも記載されている通りキャンセル料¥87,500かかりますと言われました。
注意事項をよく見ると〝予約日以降キャンセルの場合、キャンセル料が発生し20日前までは予約人数➗2✖¥3,500。20日を過ぎると予定人数✖¥3,500がかかります〟と記載されてました。
確かに注意事項を見落としていた我々が悪いのは承知ですが、キャンセル料に関して口頭での説明は一切ありませんでした。
また、我々が予約していた期間は一週間あまりで¥87,500はキャンセル料としては高いのではと思いました。
この場合、キャンセル料は支払うしかないのでしょうか?
(結婚式前にこの出費はかなり痛いです)
さとる。さん
2013年04月05日 08時48分

みんなの回答

秋山 直人
秋山 直人 弁護士
ありがとう
請求されている87,500円全額は支払わずに済むのでは,と思います。

消費者契約法9条では,事業者と消費者との間の契約の中で,契約解除に伴う損害賠償の額を予定する条項が,解除の事由・時期等に応じ,同種の契約の解除に伴い当該事業者に通常生ずる平均的な損害の額を超える場合には,平均的損害の額を超える部分の条項は無効とする,としています。

平たくいうと,キャンセル料は,同種の契約のキャンセルに伴い,事業者に通常生じる平均的な損害の範囲におさえられるということです。

ご相談の事例では,予約日から1か月も前にキャンセルされていますので,事業者に実際損害が生じたのか不明です。他からの予約でカバーできた可能性も十分あるかと思います。
仮に損害が生じているとしても,87,500円という金額には及ばないのではないかと思われます。

また,実際問題として,お客さんが支払を拒否した場合,飲食店側が裁判まで起こしてくるかは疑問です。

上記を主張して,平均的な損害の額を立証するよう求め,立証がない限り支払わない,とすれば,請求されている87,500円全額は支払わずに済むのでは,と思います。

2013年04月05日 08時57分

さとる。 さん (質問者)
秋山先生、早速の回答ありがとうございます!
私、予約の際にサインをしてしまっており、サインの上には『注意事項に同意致します』との文がありましたが、そのうえでも平均的な額についての主張はしても大丈夫でしょうか?
今回の飲食店は個人店ではなく、地元でも大きな建設会社が経営しているため、裁判等にも強気に出てきそうで不安です。。。

2013年04月05日 09時11分

秋山 直人
秋山 直人 弁護士
ありがとう
大丈夫です。消費者契約法9条は,契約が成立していることを前提として,そのうちの一部の効力を無効とするものですので。

飲食店というのは,お客さんの評判を非常に気にするものです。「食べログ」とかに,「予約日から1か月も前に,人数オーバーを理由にキャンセルしたらキャンセル料を87,500円も請求され,拒否したら裁判まで起こされた」とか書かれたら,お店としてはダメージだと思います。(実際に書き込みすると,真実でないことを書いたりすれば名誉毀損になるおそれがあるので,お気を付けください)

なので,裁判まで起こして来ない可能性が高いと思います。

2013年04月05日 09時16分

さとる。 さん (質問者)
ありがとうございます!
ちなみにですが、〝平均的な損害の額〟とはどのように算出されるものなのでしょうか?
飲食店に申し出た時に、聞かれるような気がしまして。

2013年04月05日 09時21分

弁護士A
ありがとう
高いと考えます。減額交渉をされるか、消費者契約法により相当額しか支払わないに旨言ってください。お近くの消費者センターに相談されるのも良いと思います。

2013年04月05日 09時23分

秋山 直人
秋山 直人 弁護士
ありがとう
消費者契約法9条にいう「平均的な損害の額」については,事業者の側に主張立証責任があると解されています(さいたま地裁平成15年3月26日金融・商事判例1179号58頁)。

つまり,事業者が請求できるのは,「平均的な損害の額」にとどまるわけですが,それがいくらなのかは,事業者の方で具体的に明らかにしなければならない,ということです。

本件では,裁判になれば,同種の契約(50名程度の結婚式の二次会)が,予定日の1か月前にキャンセルされた場合,平均的に見て,当該事業者に通常どの程度の損害が生じるのか,を事業者が立証する必要があります。1か月前であれば通常は他の予約等が入るのでカバーできるというのであれば,「平均的な損害の額」はゼロになりますし,平均的に50%程度は埋まらないというのであれば,3500円×50名という予定売上の50%程度が「平均的な損害の額」になるでしょう。

常識的に考えれば,1か月も前にキャンセルしたのであれば,何だかんだで,予定日当日までには,他の予約や予約なしのお客さんでほぼ埋まるのではないでしょうか。

もし聞かれたら,「『平均的な損害の額』については,裁判になればそちらが立証しなければならない。1か月も前にキャンセルしたのだから,通常は他の予約等で埋まり,損害は発生しないのではないか」と言っておけば良いかと思います。

2013年04月05日 09時35分

さとる。 さん (質問者)
秋山先生ありがとうございます。
不安がだいぶ軽減されました。
早速本日店舗に行き話をしてみたいと思います。
その時、キャンセル料を支払うまでキャンセルは認めないと言われた場合でも、まずキャンセルをする事は可能でしょうか?
弁護士A先生もご回答頂きありがとうございます。

2013年04月05日 11時02分

秋山 直人
秋山 直人 弁護士
ありがとう
「キャンセル料を支払うまでキャンセルは認めないと言われた場合でも、まずキャンセルをする事は可能でしょうか?」

→当然可能です。キャンセルの意思を明確に通知した時点で,キャンセルの効力は発生します。店側がそのように言う場合には,内容証明郵便か簡易書留の文書で,キャンセルの意思を明確に通知しておいた方が良いでしょう。

2013年04月05日 13時00分

この投稿は、2013年04月05日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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