1. 弁護士ドットコム
  2. 消費者被害
  3. 速達郵便物が行方不明。損害賠償できるか?

公開日:

速達郵便物が行方不明。損害賠償できるか?

2016年10月21日
ベストアンサー
会社の者です。先日、病院宛に速達で郵便を出したのですが、その翌日、事情が変わりその郵便が届くとクライアントが損害を被ってしまうため取り戻し請求をしました。
郵便が先方に届いてしまうとまずいので取り戻し請求の際に窓口で今すぐ問い合わせてほしいと申し出を行い、その場で配達先の管轄に問い合わせてもらい、郵便物を発見したら連絡を入れさせるという話となりました。

しかし、それから1週間以上経ちますが、郵便物がどこにあるのか探している。どこにあるのか分からない。配達先に問い合わせても受け取っていないという回答しかなく途方に暮れております。
謝罪のため訪問させて欲しいと電話で言われましたが、そんなことよりまずは郵便物を探してほしいと伝え電話を切りました。

配達会社に対して債務不履行を理由に損害賠償は可能なのでしょうか?また、その場合、求める賠償額はいくらくらいが相場なのでしょうか?

ご回答のほどよろしくお願い致します。
相談者(495287)の相談

みんなの回答

越川 要
越川 要 弁護士
詐欺被害・消費者被害に注力する弁護士
ありがとう
> 配達会社に対して債務不履行を理由に損害賠償は可能なのでしょうか?また、その場合、求める賠償額はいくらくらいが相場なのでしょうか?
>
> ご回答のほどよろしくお願い致します。

確かに債務不履行は構成しえますが、本件で損害は発生しているのでしょうか。
損害が発生していなければ賠償請求はできません。
本件では結果として郵便物は相手方に到達していないため、損害は発生していないのではないかと考えられます。

2016年10月21日 13時03分

相談者(495287)
越川先生

ご回答ありがとうございます。
仮に郵便物が届いていた場合400万円位の逸失利益をクライアントが、当方も70万位の利益を失います。
これは損害の定義にあたるのでしょうか?

損害が発生していなければ賠償請求はできないとのことですが細かいことを言えば取り戻し請求にかかった費用や速達料金も損害にあたらないのでしょうか?
郵便物の管理責任を問うことはできませんか?

本件では郵便物を先方が受け取ったか受け取っていないかは不明です。
受け取っている可能性もあるということで
すが、受け取られたという証明責任はこちらにありますか?
また、書き留め郵便ならともかく、手渡しが原則の速達郵便で管理責任を問うのはおかしいでしょうか?

2016年10月21日 13時22分

川面 武
川面 武 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 東京都8
ベストアンサー
ありがとう
郵便法は,郵便の役務をなるべく安い料金で,あまねく,公平に提供することによつて,公共の福祉を増進することを目的として損害賠償請求を制限しています。

郵便法
(昭和二十二年十二月十二日法律第百六十五号) 


第五節 損害賠償

第五十条 (損害賠償の範囲)  会社は、この法律若しくはこの法律に基づく総務省令の規定又は郵便約款に従つて差し出された郵便物が次の各号のいずれかに該当する場合には、その損害を賠償する。
一  書留とした郵便物の全部又は一部を亡失し、又はき損したとき。
二  引換金を取り立てないで代金引換とした郵便物を交付したとき。
○2  前項の場合における賠償金額は、次の各号に掲げる区分に応じ、当該各号に定める額とする。
一  書留(第四十五条第四項の規定によるものを除く。次号において同じ。)とした郵便物の全部を亡失したとき 申出のあつた額(同条第三項の場合は、同項の郵便約款の定める額を限度とする実損額)
二  書留とした郵便物の全部若しくは一部をき損し、又はその一部を亡失したとき 申出のあつた額を限度とする実損額
三  第四十五条第四項の規定による書留とした郵便物の全部又は一部を亡失し、又はき損したとき 同項の郵便約款の定める額を限度とする実損額
四  引換金を取り立てないで代金引換とした郵便物を交付したとき 引換金額
○3  会社は、郵便の業務に従事する者の故意又は重大な過失により、第一項各号に規定する郵便物その他この法律若しくはこの法律に基づく総務省令又は郵便約款の定めるところにより引受け及び配達の記録をする郵便物(次項において「記録郵便物」という。)に係る郵便の役務をその本旨に従つて提供せず、又は提供することができなかつたときは、これによつて生じた損害を賠償する責任を負う。ただし、その損害の全部又は一部についてこの法律の他の規定により賠償を受けることができるときは、その全部又は一部については、この限りでない。
○4  記録郵便物に係る郵便の役務のうち特別送達の取扱いその他総務省令で定めるものに関する前項の規定の適用については、同項中「重大な過失」とあるのは、「過失」とする。
○5  会社は、第一項及び第三項本文に規定する場合を除くほか、郵便の役務をその本旨に従つて提供せず、又は提供することができなかつたことにより生じた損害を賠償する責任を負わない。

2016年10月21日 15時45分

川面 武
川面 武 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 東京都8
ありがとう
字数制限のため前回答に続き記載します。

確かに債務不履行は構成しえますが、本件で損害は発生しているのでしょうか。
損害が発生していなければ賠償請求はできません。


上記回答は違うのではないかと私は考えます。
郵便物については,そもそも書留郵便物その他郵便法若しくは郵便法に基づく総務省令又は郵便約款の定めるところにより引受け及び配達の記録をする郵便物(「記録郵便物」といいます。)に係る郵便でなければ,損害の発生の有無にかかわらず,賠償請求はできないことになっています。なお,郵便法51条以下にもさらに郵便局の責任を制限する規定が置かれています。

本件は,郵便物が相手方に到達しているか否かにかかわらず,損害賠償請求する余地は皆無です。
なお,仮に本件が東京都内の話であったとした場合,私の予想では,郵便物は普通郵便物でさえ翌日には配達されますので,速達郵便は既に配達済みであったのではないかと思います。
「配達先に問い合わせても受け取っていないという回答しかなく」とありますが,病院ということもあり,受け取っていてもこのような回答をしたのではないでしょうか。

2016年10月21日 16時08分

相談者(495287)
川面先生

的確なご回答ありがとうございました。
郵便が届いたか届いていないか分からないという先方側の対応に納得いかなかったのですが、先生のおかげで納得いたしました。
ありがとうございました。

2016年10月21日 16時26分

この投稿は、2016年10月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

このようなトラブルは弁護士

弁護士に依頼することで、解決できる可能性が高い相談内容です。

弁護士に依頼することを検討している方には
一括見積りがおすすめです。

  • 弁護士費用がいくらかかるか知りたい
  • 弁護士の選び方がわからない
  • 弁護士が何をしてくれるか知りたい
一括見積りをはじめる無料

「弁護士ドットコム」では15,982名の弁護士から、「詐欺被害・消費者被害に注力する弁護士」 や「初回相談無料の弁護士」などの条件で絞り込むことができます。お住まいの地域であなたの希望に合った弁護士をお探しください。

この相談に近い法律相談

  • 郵便転送不備の賠償について

    お世話になります。 長文にて失礼いたします。 郵便局での郵便転送不備について質問させてください。 ※弁護士さんに相談する事なのかどうか迷いましたが、  郵便法が絡んでくるので、こちらに質問させていただきました。 1年ほど前に引っ越しをして、その際に郵便局に郵便物の転送届を出しました。 当初、問題なく郵便物の転...

  • 普通郵便が来ていない

    親宛に2/9に書いた手紙をポストに投函し、2/12は親元には、届いているのに、届いていない。郵便局にも調べていただきましたが「最寄りの郵便局には郵便が来ていない」との回答でした。 このような場合、郵便局などに損壊賠償や、謝罪の請求は出来るのか?

  • どうしたら

    郵便局で郵便物を紛失されましたこの場合は損害を補償されるのでしょうか

  • 運送会社への賠償請求

    宅配便で送った荷物が破損していました。賠償してもらえませんでした。 宅配便で送った荷物が破損していました。保険を掛けていたので賠償請求を2度しましたが、放置されたままでこちらも疲れて泣き寝入りです。今回、宅配便で送った荷物の中の商品が数十点ひどい破損をしていました。今までの経緯があるので、保険は掛けていませんで...

  • 誤配‥取り戻す。それとも本来の郵便物の配達先ですか?

    誤配されたものを返してもらえない場合どうすればいいんでしょう? (まぁ横領になるかもしれませんが) 誤配自体は罪ではありませんが‥(過失ですから窃盗ですね) 誤配された郵便物は、郵便局に所有権あるんですか?それとも本来の郵便物の配達先ですか? 郵便局に所有権が無ければ、郵便局は、「占有回収の訴え」が可能で...

法律相談を検索する

よく見られているキーワード

依頼前に知っておきたい弁護士知識

最近検索されたキーワード

関連カテゴリから解決方法を探す

弁護士に見積り依頼をする

複数の弁護士にまとめて見積り依頼

  • 最短3分で依頼完了
  • 依頼内容は非公開
  • 分野に詳しい弁護士から見積り依頼が届く
一括見積りをはじめる無料

依頼前に知っておきたい弁護士知識

活躍中の弁護士ランキング

詐欺被害・消費者被害の分野

をお選びください。

弁護士回答の中から一番納得した回答に、「ベストアンサーに選ぶ」をつけることで、
回答した弁護士に最も高い評価を与えることができます。

ベストアンサー以外にも「ありがとう」をつけることができます(複数可)。弁護士へのお礼も兼ねて投票へのご協力をお願いいたします。

※万が一、納得のいく回答がない場合は、「ベストアンサーを選ぶ」をつけずに、投票を終了することもできます。