債権差押額が取立予定額よりも多い場合の対応について

債務者に対して100万円の債権があり、支払いがされなかったため、強制執行の手続きを行い、
差押命令(差押対象として第三債務者から債務者への売掛金150万円)が裁判所より発令されました。
この場合、第三債務者は債務者に対して50万円は支払っても問題ないのでしょうか?
あるいは、取立が完了するまでは150万円は差押えされるのでしょうか?
2017年03月27日 16時32分

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永野 達也
永野 達也 弁護士
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差押えの効力は、差押債権(債権者の債務者に対する債権)の額を上限としますので、上限を超える部分(ご質問の事案だと、超過する50万円部分)については、第三債務者は債務者に支払うことが可能です。

もっとも、第三債務者としては、支払いの効力を後から争われることを避けるため、全額を供託することが考えられます。供託をするか否かは、第三債務者の判断次第ですので、必ず供託されるわけではありません(債権者が複数いる場合には、必ず供託されますが)。
なお、供託された場合でも、差押えの対象は差押債権額までとなりますので、超過部分は債務者が受け取る権利を有します。

したがって、ご質問の事案ですと、超過する50万円について債務者に対する支払がなされる可能性もあれば、150万円全額が供託される可能性もあり、いずれにしても差押えの効力が及んでいるのは100万円の部分までということになると思われます。

2017年03月27日 17時54分

この投稿は、2017年03月27日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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