法人間の債権譲渡に関して

現在、Aという会社に勤めております。
Aという会社は元々Bという会社がグループ会社として
設立したもので、私もBの社員からAの役員となっております。

この私が勤めているAという会社は、Cという会社に数千万の貸付をしており、毎月返済してもらっております。

私も務めているAという会社が資金不足に陥った時があり
その時にAに貸付を行い、Aから毎月返済をしてもらってます。

現在Aという私の勤めている会社が倒産しそうなのですが
Cという会社への貸付分は親会社のBに引き継いで請求していこうと考えているみたいなのですが、

そこで質問です。

①Cの債権をBに譲渡というのは可能なのでしょうか?
可能な場合、何か条件(Cの合意など)があるのでしょうか?
②その場合、私のAへの貸付金もBに引き継ぎされる
ものなのでしょうか?


よろしくお願いします。
2017年06月16日 18時49分

みんなの回答

松原 脩雄 弁護士
ありがとう
1 債権譲渡は、AとBとの間で譲渡契約をすれば成立します。その場合、Cの意見は関係がありません。

2 ただし譲り受けたBがCに対して新債権者として請求するためには、AからCに対して債権をBに譲ったという通知をしておく必要があります。普通、内容証明郵便を利用します。

3 このようにAとBだけで債権譲渡は有効なのですが、Aが倒産しそうだということが大きな問題を含んでいます。
詐害行為といって倒産直前の会社が資産たる債権を譲渡することが他の債権者の利益に反する行為だとみなされれば、Aが倒産後にAB間の債権譲渡を他の債権者に取り消される恐れがあるのです。

4 倒産直前の会社のこうした行為の成否は、弁護士にとっても最も難しい判断の一つとされている難問です。従ってABがこうした行為をする前に専門家の意見を聞いておかれるのが無難です。

5 次にあなたのAへの貸金は、上記のAB間のCに対する債権譲渡と関係はありません。貴方のAに対する貸金債権は、そのままなんらの変更無しです。

6 従ってAが倒産すれば貴方のAに対する貸金債権は、紙くず同然になる可能性が大きいといわざるをえません。

2017年06月16日 21時51分

この投稿は、2017年06月16日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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