就業規則

弁護士監修記事 2019年04月01日

【弁護士Q&A】在職中の起業は解雇理由に?同業で起業するリスクも解説

会社に在職している間に、自分の会社を起業した場合、解雇などの処分を受ける可能性はあるのでしょうか。 みんなの法律相談」に寄せられた実際の相談事例と弁護士の回答を元に解説します。

目次

  1. 在職中の会社設立がバレたら解雇されるのか
  2. 在職中の会社と同業で起業した場合の注意点

在職中の会社設立がバレたら解雇されるのか

在職中に起業した場合、解雇など、何らかの処分を受ける可能性はあるのでしょうか。

一般事業会社に勤務中の起業について


相談者の疑問
現在、金融関係の事業会社に勤務していますが、同時に起業(株式会社で)を考えています。

会社にはそのことを知られたくないのですが、起業したことがばれた時に、それが原因で解雇されるリスクといったことはありますでしょうか?

雇用時の契約書を見たところ、同業他社に2年以内の移籍は不可という文言はありましたが、副業などに関する記載はございませんでした。


國安 耕太弁護士
会社を設立したという事実だけで解雇することは難しいように思います。

ただ、起業したことによって、現在の会社の業務に差し障りが出るなどの事情があれば、別途問題となる可能性はあります。

会社設立したという理由だけでは、解雇される可能性は低いようです。

在職中の会社と同業で起業した場合の注意点

在職中に起業をしたとしても、必ずしも処分を受けるわけではないようです。では、在職中に同業の会社を起業した場合は、どのように考えられるのでしょうか。

服務規程違反またはほかの罪になりますか?


相談者の疑問
会社員として在籍中に、起業しました。

会社規定では副業はNGではないのでこれについては問題はないと思いますが、現在まだ会社員ですが、新会社で受ける仕事を在籍中に受注した場合は何かの罪に問われますか?

発注を頂いたのは現在の会社でお付き合いのある企業です。これについても在籍中の会社から指摘をされててますが、罪になりますか?


鎌田 智弁護士
兼業禁止になっていないなら、会社を設立したり受注すること自体は基本的に問題はありません。

もちろん刑事犯罪になることはありません。

ただご質問からすると、新会社は同じ業種なのでしょうか。

具体的な状況は分かりませんが、もし同じ業種だとすると、会社の仕事として受けるべき取引を個人の会社で受けたとして、背任罪になる可能性があります。

もっとも仮に理論上背任の可能性があった場合でも、直ちに告訴するかどうかは別問題です。

民事上は不法行為による損害賠償責任が発生する危険があります。

在職していた会社と同じ業種で起業して仕事を受注する場合は、背任行為として問題になる可能性があるようです。損害賠償を請求されるリスクもあります。

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