従業員が同意していない固定残業時間は有効か

会社の就業規則に時間外手当の計算根拠が記されており、これに関して何ら問題はないのですが、その次の項目にはこのように記載されています。

次に指定する職場に勤務する外勤者に対しては、当規定第20条(つまり時間外手当の計算根拠を示す条項です)にかかわらず、下記に定める時間外手当を支給する。

1.〇〇部
2.〇〇部
3その他会社が妥当と認めた職場

とあり、時間外打切り手当の表が書かれています。
手当は3万円から4万円の幅です。

実際には月40時間程度の残業をしている人がほとんどですが、この表に則って最高4万円までしか支給されていません。勤務表には30時間までしか書くなと言われ、皆時間調整をして記入しています。
(しかしスケジュール管理システムで勤怠を管理しており、正確な出退勤のログは残っています)

就業規則に定めがあるからと言って、正しい時間外手当の単価を無視した打切り手当というものを支払うのは違法ではないのでしょうか。

また、最近では就業規則に全く記載のない固定残業手当を支給するようになり、これも月4万円だからと言われ、こちらから矛盾点としてこの4万円が何時間分の残業手当となるのか尋ねたところ、慌ててわたくしの時間外単価を調べ〇〇時間分なので、今後その時間以上の残業はしないようにと言われました。

就業規則に書かず、社員の同意を得られないまま固定残業(みなし残業)を導入しても問題ないのでしょうか。固定残業と打ち切りは同じものですか?
わたくしどもは労働組合は持たず、給与や賞与の説明は従業員代表に説明して終わりというような形をとられています。

しかし社内ほとんどが役職者であり、従業員代表が管理職ということも珍しくはありませんでした。
ただ、固定残業については説明を受けていないと社員達は証言しています。
2018年03月16日 23時13分

みんなの回答

大山 洵
大山 洵 弁護士
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ありがとう
少なくとも就業規則,または給与規定に定めのないまま固定残業代制を導入することは許されないと考えられます。
また,仮に就業規則等に記載されていたとしても,何時間分の固定残業代とするのか,その時間を超えた場合の清算方法は記載されているか等の,固定残業代制は有効と認められるための条件もあり,簡単に固定残業代制は認められるものでもないです。

2018年03月17日 18時09分

相談者
大山先生ご回答くださりありがとうございます。

打切り手当と固定残業制度は同じものでしょうか。同じものではないですよね?

4月から固定残業手当を付与する旨を告げられ、その際に何時間分に相当するのか提示されず、自分なりに調べたところ、何時間分にあたるのか必ず明示しなければならないと知り、会社側に質問しました。
すると、慌てて給与担当者に私の時間外単価を調べさせ、私の単価にあてはめると13時間分に相当します、4月からはその時間内で残業を収めるようにと言われました。
業務内容が変わらないのに、今までより残業時間数を減らせというのは無理ではないですか?と尋ねたところ、それでは13時間に収まるよう担務変更などを行うかもしれない、13時間を超える場合は上司に申請をし、承認を得てくださいと説明されました。そしてその際、貴方の単価は3千円を超えますから、その単価を払って残業してもらうかどうかわかりませんけどね、とも言われました。

給与の総額は5千円だけの減額となり、1年間だけその減額分が調整手当として支払われるそうですが、基準内給与の役職手当が役割手当となり、固定残業代は基準外給与となります。そうなると賞与は基準内給与が算定基礎額となるため、賞与額が大きく減額となります。納得できないと会社側に訴えましたが、貴方が納得しなくても条件は変わらないと断言されました。

このような場合、弁護士にお願いをして争うことにより、給与の減額を避けることは可能でしょうか。

2018年03月17日 20時42分

この投稿は、2018年03月16日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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