法律違反を行おうとしている企業に対する人材紹介会社の対応方法について。

公開日: 相談日:2021年07月29日
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【相談の背景】
人材紹介会社を営んでます。
先日、あるクライアントから外国籍人材の案件紹介依頼があったのですが、
勤務開始後3~6ヶ月程は試用期間とし、その期間中は労災保険を除く社会保険は支払いたくない、と仰っております。
(試用期間中であっても勤務時間や期間が免除対象になるわけではなく、他の従業員同様、いわゆるフルタイムの働き方と同じになる予定です)
支払いたくない理由は、今までの外国人も採用後短期間で離職してしまっており、そういったトラブルを避けたい為とのことです。

尚、先方に対しては、(今回のケースですと)社保加入義務があるという旨は伝えているのですが、「他の会社もそうしているし、最悪、求職者がそれでOKならばOKだと思うんで・・・」と仰っており、法律に反していると知っているけれど、そこはグレーゾーンだから前述のように支払いたくないと仰っております。

そこで質問です。

【質問1】
人材紹介会社として、相手が法律に反する行為を求職者に対して行うということを知っていながら、人材紹介を行うことは違法でしょうか?
よろしくお願いいたします。

【質問2】
そもそも、試用期間中は社保を払わず、その後正社員登用になる際に社保に加入することなど可能なのでしょうか?
よろしくお願いいたします。

1049924さんの相談

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  • 辻 真也 弁護士

    注力分野
    労働問題
    ベストアンサー
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    お困りのことと思います。

    >試用期間中は社保を払わず、その後正社員登用になる際に社保に加入することなど可能なのでしょうか?

    →できません。
    試用期間も、本採用後と同様に労働契約が成立しているからです。


    >人材紹介会社として、相手が法律に反する行為を求職者に対して行うということを知っていながら、人材紹介を行うことは違法でしょうか?

    →善管注意義務違反となる可能性があります。

    人材紹介会社(職業紹介事業者)は、
    ・法令に違反する求人の申し込みを受理しないことができ(職業安定法5条の5第1項1号)
    ・法令に適合しているか確認のために必要なときは、求人者に報告を求めることができます(同条2項)。

    そして、法令違反であることを知りながら、上記報告を求めず、求人の申し込みを受理し、求職者とつなぐことは、人材紹介事業者の善管注意義務違反となる可能性があるでしょう。

    ご参考になれば幸いです。

この投稿は、2021年07月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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