転勤命令の濫用について

労働と法律に関する質問です。

「転勤、特に転居を伴う転勤は一般に労働者の生活関係に少なからぬ影響を与えずにはおかないから、使用者の転勤命令権は濫用することは許されないが、(中略)労働者に対し通常甘受すべき程度を著しく超える不利益を負わせるものであるとき等、当該転勤命令は権利の濫用になる」

上記判例における著しく超える不利益に当たるものとして、「転勤命令に伴う営業への職種変更命令により技術者の過去の経歴に照らして、将来にわたる技術的な能力、経歴の維持・発展を著しく阻害し、配転後の職場で未習熟の業務分野への適応を要求されること」は、著しく超える不利益に当たるものになりますか。

著しく超える不利益に当たるものとして「介護」は一般的ですが、そのほかの不利益の基準がよく判らなく、上記内容が不利益と考えられるものかどうか、ご専門の方のご意見を伺いたくお尋ね致します。

なおこの場合の就業規則では「会社は業務上必要あるときは、社員に転勤または職場の転換を命ずることがある」となっており職種の変更に関する条文はみあたりません。

どうぞ、よろしくお願い致します。
2014年01月24日 11時01分

みんなの回答

中島 繁樹
中島 繁樹 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 福岡県5
ありがとう
あなたの質問の事例は、当然に、通常甘受すべき程度を著しく超える不利益を負わせるものである、とは言えないように思います。当初の採用時の職種、その後実際に勤務した職種、それと転勤後の職種との異同の程度などを考慮して常識的に判断することになりそうです。

2014年01月31日 21時16分

この投稿は、2014年01月24日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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