除斥期間の訴訟について

除斥期間について。12年前に教師と性交渉がありました。16から始まり17、8の二年間で十数回です。大人になったいま、その行為がどれだけ卑怯なものだったかを感じPTSDになり、教育委員会に懲戒請求を出し、教師は懲戒免職になりました。

法的に教師を訴えようと考えているのですが、
調べていると刑事訴訟、民事訴訟ともに無理とありましが、除斥期間なるものがあると知りました。それにより、民事訴訟は可能でしょうか?
相談者(643896)からの相談
2018年03月19日 22時40分

みんなの回答

雪谷 真里奈
雪谷 真里奈 弁護士
労働問題に注力する弁護士
ありがとう
除斥期間も消滅時効と似たような制度で、権利行使ができる期間を制限するものです。
除斥期間と消滅時効の違う点は、除斥期間は、時効のような中断がないということです。つまりは、基本的に期間の延長ができません。

不法行為に基づく損害賠償請求の場合は、民法724条後段が、除斥期間について定めています。不法行為の時から20年を経過したときも、損害賠償請求できないとする部分です。相談者様のご相談内容は12年前のことですので、確かに、除斥期間は経過していません。

しかし、民法724条後段は、民法724条前段の適用がないときに適用があるものです。
そのため、12年前の事件ですと、民法724条前段の、「不法行為による損害賠償の請求権は、被害者又はその法定代理人が『損害及び加害者を知った時から三年間』行使しないときは、時効によって消滅する。」という規定が適用されてしまいます。

そのため、今回のケースですと、相談者様が、事件当時、加害行為の行われた状況を認識し(損害の認識)、それをだれにされたかも知っていた(加害者の認識)以上は、消滅時効によって損害賠償請求権が、時効によって消滅しており、請求できないと考えられます。

2018年03月20日 10時29分

この投稿は、2018年03月19日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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